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大阪府吹田市:末端給水事業の経営状況(2019年度)

収録データの年度

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事業・施設概要

都道府県大阪府経営主体吹田市
事業区分末端給水事業会計適用区分法適用
類似団体区分A1行政区域内人口373,978人
現在給水人口373,515人給水区域面積3,609ha

注:人口・面積は当該年度値。

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率はいずれの年度も100%を超えており、単年度黒字を継続できている。平成28年4月からの料金改定(値上げ)により値は上昇している。令和元年度は経常収益の減少に比べ経常費用の減少幅が大きかったことから、前年度と比べ値が増加しており、類似団体平均値(以下、「平均値」とする。)を上回っている。②累積欠損は発生していない。③流動比率は、流動負債のうち建設改良費未払金が増加したことにより数値が減少し、200%を下回っているものの、一定の支払い能力は確保できている。④企業債残高対給水収益比率は、これまで外部資金に頼りすぎることなく施設整備を進めてきたことにより、平均値よりも低い水準を維持してきた。しかしながら、近年は施設の再構築や更新・耐震化を進めているため企業債への依存が大きくなってきており、企業債残高は上昇傾向にある。⑤料金回収率は、平成28年4月からの料金改定によって給水収益が増加したことなどにより、100%を上回っている。⑥給水原価は上昇傾向にあるものの平均値を下回っている。地形を活かした自然流下による配水の推進や給水原価が安い自己水を最大限に活用するなどの効率的な水運用が一定の効果を上げているものと考えられる。また、令和元年度は総費用が前年度と比べて減少したことから、数値が下がっている。⑦施設利用率は例年、平均値よりも高い水準を維持している。適切な施設規模を確保したうえで、効率的に施設を活用できている。⑧有収率は概ね例年通りであった。本市では、昭和51年度より漏水防止対策に取組んでおり、平均値を大きく上回る水準を維持できている。

①経常収支比率
②累積欠損金比率
③流動比率
④企業債残高対給水収益比率
⑤給水原価
⑥施設利用率
⑦有収率

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は平均値の推移と同様に微増の傾向にあり、老朽化した施設が年々増加している状況である。長寿命化を図りつつ、調査・点検、評価・診断のもと、本市独自の更新基準により効率的な施設更新を進めている。②管路経年化率は、平均値よりも著しく高い。本市の水道は歴史が古く、特に1960年から70年代にかけて、高度経済成長期の象徴とされる万博の開催とともに、千里ニュータウンの開発が行われた。まちの発展の過程で建設された大量の水道管が法定耐用年数の40年を超えたことにより、管路経年化率が高くなっているものである。③管路更新率は、平成25年度から積極的に更新事業に取り組み、平均値よりも高い水準を維持できている。

①有形固定資産減価償却率
②管路経年化率
③管路更新率

全体総括

経営面について、施設を有効に利用し(1.⑦)、維持管理に努めることで高い有収率を保っており(1.⑧)、給水原価は平均値よりも低く抑えることができている(1.⑥)。平成28年4月からの料金改定により水需要構造の変化に対応した料金体系としたことで、経常収支比率や料金回収率の値は一定の水準を維持している(1.①⑤)が、水需要は引き続き減少傾向が見込まれることから、今後の経営状況は厳しさが増してくるものと予測される。また、新型コロナウイルス感染拡大などの影響による社会情勢の変化を注視していく必要がある。老朽化の状況について、依然として管路経年化率は非常に高い(2.②)状況にある一方で平均値よりも高い水準の有収率を維持(1.⑧)していることから、適切に維持管理を実施できていると考える。このような状況から、今後も毎年約1%を上回る管路更新(2.③)を着実に進める必要がある。このような施設更新には莫大な資金が必要となることから、アセットマネジメントにより更新費用の平準化などに取り組むとともに、施設整備を計画的に進めることで、持続可能な事業推進に努める。今後も健全な水道システムを未来に繋いでいくために、経営基盤を強化し、施設整備を着実に進めていくことを目指して、経営戦略と位置付ける新たな「水道事業ビジョン」を令和元年9月に策定した。加えて、令和2年4月から平均改定率15.2%の水道料金の値上げを実施しており、今後10年間の財政収支の均衡を図り、健全な経営を維持できる見込みである。引き続き、更なる経営効率化に向けて検討するとともに、3年から5年の周期で適正な水道料金水準の検証を行い、必要な見直しを図る必要がある。

経営状況

総収益・総費用
経常損益
当期損益
国・都道府県補助金
他会計補助金・繰入金

収支構造

①収益構造

総額70.7億円

②収益構造のスカイライン分析
③費用構造

総額56.8億円

④費用構造のスカイライン分析

利用状況

1か月10m³当たり家庭用料金
1か月20m³当たり家庭用料金
現在給水人口
年間総配水量
年間総有収水量
給水人口一人当たり配水量
最大稼働率
負荷率

出典:総務省「地方公営企業決算状況調査」、総務省「経営比較分析表」数値は各年度の公表値。

よくある質問

このページで何が分かりますか?

地方公営企業の2019年度の主要な経営指標と、公表されている場合は分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『地方公営企業決算状況調査』および、公表されている事業では『経営比較分析表』をもとに構成しています。

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