三重県津市：工業用水道事業の経営状況（2022年度）

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経営比較分析表（2022年度）

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

契約率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は、100％以上かつ類似団体平均値及び全国平均値を上回っており、健全な経営環境を維持できている。③流動比率は前年度を下回ったものの、類似団体平均値及び全国平均値を大きく上回っており、良好な数値である。⑤料金回収率は、100％以上かつ類似団体平均値及び全国平均値を上回っており、良好な水準にある。当該事業の供給先は１者であり、当該１者の年間使用水量が減少したことにより⑥給水原価が対前年度比41.89円上昇したが、責任水量制を採用しており給水収益は一定であることから供給単価も57.24円上昇している。同様に⑦施設利用率も配水量が減少したため、対前年度比21.45P減少している。⑧契約率は、類似団体平均値と比較して0.46P下回っているが、現状、契約水量については配水量よりも多い水量になっており、早急に見直す必要はないものの、施設規模について今後の水需要予測も勘案しつつ検討していく必要がある。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は、対前年度比0.9P増加し、類似団体平均値及び全国平均値を上回っており、老朽度が高いことを示している。法定耐用年数を超えた管路がないことから、②管路経年化率及び③管路更新率は0.00となっているが、一部の管路において令和５年度に耐用年数を超過することから、管路を含めた施設全体について、更新計画に従い適切に更新を進めていく必要がある。

全体総括

「１．経営の健全性・効率性」の各指標は、類似団体平均値及び全国平均値と比較しても、概ね良好な結果となった。ただし、予算規模が小さく、施設修繕の有無など突発的な支出により収支が大きく影響されるため、経費削減等の経営改善を継続的に行う必要がある。「２．老朽化の状況」の各指標は、①有形固定資産減価償却率が示すように施設の老朽度が高まっており、故障などにより突発的な支出が生じる恐れがある。計画的な修繕・更新を行うとともに、更新時においては適正な施設規模についても検討したい。

出典：経営比較分析表,

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