愛知県岡崎市：岡崎市立愛知病院の経営状況（2019年度）

地域において担っている役割

亜急性期医療機関として、岡崎市民病院の亜急性期の患者を受け入れ、在宅復帰支援に係る医療機能を担う。また結核病床、感染症病床を有し、公立病院として政策医療機能を担う。

経常収支比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								54.9
類似団体内平均値（％）								96.9

医業収支比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								37.4
類似団体内平均値（％）								84.3

修正医業収支比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								37.4
類似団体内平均値（％）								80.6

累積欠損金比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								133.5
類似団体内平均値（％）								94.7

病床利用率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								29.7
類似団体内平均値（％）								70.4

入院患者１人１日当たり収益

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（円）								28181.0
類似団体内平均値（円）								35788.0

外来患者１人１日当たり収益

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（円）								28145.0
類似団体内平均値（円）								10602.0

職員給与費対医業収益比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								107.9
類似団体内平均値（％）								64.4

材料費対医業収益比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								29.7
類似団体内平均値（％）								17.8

経営の健全性・効率性について

・全体として平均値を下回る数値が多い。・開院後順次入院患者を受け入れたことにより、①経常収支比率、②医業収支比率、④病床利用率は平均値を大きく下回った。また、⑦職員給与費対医業収益比率が107.9%と平均値を大きく上回り、確保した人員に見合った収益を上げることができていない。・⑤入院患者1人1日当たり収益は平均値に比べ大きく下回っているが、⑥外来患者1人1日当たり収益は、愛知県がんセンター愛知病院で行っていたがん診療を中心に行ったことにより平均値を大きく上回った。

有形固定資産減価償却率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								42.8
類似団体内平均値（％）								54.6

器械備品減価償却率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（％）								44.1
類似団体内平均値（％）								71.7

１床当たり有形固定資産

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
当該団体値（円）								772596.0
類似団体内平均値（円）								41891213.0

老朽化の状況について

・岡崎市立愛知病院の有形固定資産のうち、土地・建物は愛知県から貸与を受け、器械備品は愛知県から受贈したものを使用している。①有形固定資産減価償却率及び②器械備品減価償却率は類似病院平均値を下回った。・③1床当たり有形固定資産は岡崎市で計上する有形固定資産が器械備品のみであるため平均値を大きく下回った。

全体総括

・平成30年３月29日に愛知県から岡崎市へ愛知県がんセンター愛知病院の経営移管の基本合意を受け、平成31年４月１日に岡崎市立愛知病院として開設した。・開院初年度ということで、開院後順次入院患者を受け入れたことにより、入院患者数が伸び悩み、医業収益を医業費用が大きく上回り赤字となった。・令和元年度時点の病院改革プランは、平成27年度に策定し、平成30年度に岡崎市立愛知病院の内容を追記し改訂した。