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収益的収支比率営業収支比率供給原価EBITDA(減価償却前営業利益) |
経営の状況について平成28年度は風車3機中3機すべてが、それぞれ年間の4割~6割の間、故障により停止していたため、年間発電電力量が減少(前年度比54%)した結果、営業収益、総収益が減少した。また、併せて運転復旧のための設備調査等により保安管理委託料が増加した結果、営業収支比率及びEBITDAが減少した。さらに、保安管理委託料の増加に伴い総費用が増加し、年間発電電力量が減少しているため、供給原価も大幅に増加(前年度比216%)している。なお、平成28年度中に行った部品交換等の修繕により、平成29年度はおおむね計画どおりに稼働している状況である。 |
設備利用率修繕費比率FIT・FIP収入割合 |
経営のリスクについて設備利用率が前年度を大きく下回っているが、これは風車3機が年間の4割~6割の間、故障により停止していたためである。平成28年度は故障に伴い、設備調査(保安管理委託料)に費用を要した。運転開始から13年が経過していることから、更に点検・メンテナンスを強化し、大きな故障を未然に防ぐよう管理する必要がある。また、企業債残高対料金収入比率が増加しているが、これは風車3機の故障により売電収入が減少したためである。なお、企業債の償還は平成30年度までとなっているため、今後、健全な運転・運営を行ない計画どおりに償還していく。FIT適用終了(H36)後については、収入が大きく変動することが考えられる。 |
全体総括平成28年度は風車3機が年間の4割~6割の間、故障により停止していたため、売電収入が減少し経常収支が赤字となった。当該施設は定期的に点検・予備部品の確保を行ない運転停止期間を最小限に抑えるよう運営してきたが、運転開始から13年が経過し、予期せぬ故障により長期間停止することとなった。現状、故障した場合、部品の調達に時間を要し、長期間停止することとなるため、定期点検やメンテナンスをこれまで以上に強化し、大きな故障を未然に防ぐ必要がある。また、故障部品の調達について、他の同型風車事業者との予備部品の供給協定の締結を検討している。なお、現在、町では近年の故障状況、耐用年数、FIT適用終了(H36)を踏まえ、今後の運営・運転について、あらゆる面から検討しており、その内容を踏まえ、平成32年度までに経営戦略を策定する。 |
出典:
経営比較分析表
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