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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について各指標における経営状態については、類似団体の平均値と比較して比較的良好であり、健全性が維持されていると考えられます。これは当市が富士山麓の清流と豊富な湧水等の自然に恵まれ、おいしい水を安価に供給できる環境にあることなどが要因と考えられます。動力費の高騰化には歯止めがかかっていますが、委託料は増加傾向にあります。給水人口は減少していますが、大口使用量の増加などもあり、ほぼ前年度と同水準の給水収益を維持しています。そのため、①経常収支比率及び⑤料金回収率は穏やかな減少となっています。また修繕費は増加傾向にあるものの、動力費の減少などもあり⑥給水原価は横ばいで推移しており、今後もより一層経営の効率化を進めていく必要があります。③流動比率については、令和元年度からの企業債の借入により、増加傾向であると考えられます。④企業債残高対給水収益比率が平均値を下回っている主な要因については、平成19年度以前分の企業債の償還が進んでいることがあると考えられます。⑦施設利用率については、類似団体の平均値より高く、一日平均配水量の増加から上昇しています。⑧有収率については、市域面積が広く管路延長も長いことから、類似団体の平均値より低くなっています。漏水修繕の実施と自然漏水の減少に伴い、有収率は増加しています。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について償却対象資産の減価償却の状況を示す①有形固定資産減価償却率は前年度比0.89ポイント増の51.77%、法定耐用年数を経過した管路延長の割合を示す管路経年化率は前年度比1.21ポイント増の20.19%と施設の老朽化が進んでいます。工事材料費や人件費の高騰に伴い工事にかかる費用が増加していることもあり、当該年度に更新した管路延長の割合を示す管路更新率は前年度と同値の0.57%に留まっています。引き続き、計画的に施設の更新を図ってまいります。 |
全体総括今後の水道事業においては人口減少などにより、料金収入の増加が見込めない状況にあります。また、近年の地震災害等における被害を鑑みると、ライフライン整備の必要性が再認識されたところであり、被害を最小限とするため耐震性の確保は喫緊の課題となっています。しかしながら、老朽管の布設替えや施設の改良等、耐震化を更に積極的に推進していくためには多大な資金が必要となるため、年度ごとの事業量を平準化し、良好な経営状況を維持していく必要があります。このため、富士宮市水道ビジョンに基づき、老朽管の更新及び施設の耐震化を効率的に行い、公営企業として独立採算制の原則に則り健全な経営を維持するとともに、常に安心・安全でおいしい水を安定供給できるように努めてまいります。 |
出典:
経営比較分析表
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