事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 富士宮市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A3 | 行政区域内人口 | 128,706人 |
| 現在給水人口 | 122,613人 | 給水区域面積 | 10,842ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
各指標における経営状態については、類似団体の平均値と比較して比較的良好であり、健全性が維持されていると考えられます。これは、当市が富士山麓の清流と豊富な湧水等の自然に恵まれ、おいしい水を安価に供給できる環境にあること、また平成19年度から平成30年度までの間は借入れを行わず、企業債の未償還分を減少させてきたことなどが要因と考えられます。給水人口の減少等に伴う給水収益の減少及び電力価格の高騰に伴う動力費や委託料等の増加により、①経常収支比率及び⑤料金回収率は減少しています。また修繕費や動力費等の増加により⑥給水原価は増加しており、今後も費用全体の増加傾向は続く見込みであるため、より一層の経営の効率化を進めていく必要があります。近年の③流動比率の増加については、令和元年度から実施している企業債の借入が主な要因であると考えられます。④企業債残高対給水収益比率の減少については、企業債の償還が進んでいることが主な要因であると考えられます。⑦施設利用率については、類似団体の平均値より高い値で推移していますが、近年の配水量減少に伴い、全体的に減少傾向にあります。⑧有収率については、市域面積が広く管路延長も長いことから、類似団体の平均値より低くなっています。漏水修繕の実施と自然漏水の減少に伴い、有収率は増加しています。
老朽化の状況について
償却対象資産の減価償却の状況を示す①有形固定資産減価償却率は前年度比0.79ポイント増の50.88%、法定耐用年数を経過した管路延長の割合を示す管路経年化率は前年度比0.89ポイント増の18.98%と施設の老朽化が進んでいるのに対して、当該年度に更新した管路延長の割合を示す管路更新率は前年度比0.14ポイント減の0.57%に留まっています。これは現在大口径の基幹管路の更新を優先的に実施しているためであり、今後も引き続き計画的に施設の更新を図ってまいります。
全体総括
今後の水道事業においては人口減少などにより、料金収入の増加が見込めない状況にあります。また、近年の地震災害等における被害を鑑みると、ライフライン整備の必要性が再認識されたところであり、被害を最小限とするため耐震性の確保は喫緊の課題となっています。しかしながら、老朽管の布設替えや施設の改良等、耐震化を更に積極的に推進していくためには多大な資金が必要となるため、年度ごとの事業量を平準化し、良好な経営状況を維持していく必要があります。このため、富士宮市水道ビジョンに基づき、老朽管の更新及び施設の耐震化を効率的に行い、公営企業として独立採算制の原則に則り健全な経営を維持するとともに、常に安心・安全でおいしい水を安定供給できるように努めてまいります。
経営状況
収支構造
総額18.6億円
総額17.0億円