事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 沼津市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D1 |
| 行政区域内人口 | 198,124人 | 現在処理区域内人口 | 9,473人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 6,623人 | 現在処理区域面積 | 336ha |
| 晴天時現在処理能力 | 6,197m³/日 | 下水管布設延長 | 80km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
使用料で回収すべき経費をどの程度賄えているかを示す⑤経費回収率を見ると、平成24年度及び平成25年度は30%前後、使用料改定を行い、営業収支が黒字となっている平成26年度から平成28年度においても約40%程度である。このことは、使用料収入だけでは維持管理経費を賄うことができておらず、収入と経費のバランスが非常に悪い状況にある。また、経費について見ると、1㎥あたりの汚水処理にどの程度経費を要したかを示す⑥汚水処理原価は、類似団体平均、全国平均よりも多額となっている。この要因としては、沼津市の地形的な特性から多くの処理場(市管理:5か所、県管理:1か所)を所有しなければならないなど、他市町と比べ効率的な維持管理が困難であることがあげられる。さらに、下水道への接続率を表す⑧水洗化率を見ると全国平均、類似団体平均より低く、整備効果を十分に発揮できていない状況であり、収入における自主財源の確保のためにも粘り強く水洗化指導を行っていかなければならない。※沼津市においては、特定環境保全公共下水道、公共下水道、漁業集落排水は個別に管理しておらず、同一の会計で管理している為、沼津市下水道の分析は、最大規模である公共下水道のシートを見ていただけると理解していただきやすいです。
老朽化の状況について
沼津市の下水道普及率は平成28年度末現在、59.1%で、普及促進の段階にある。そのため現状では②管渠老朽化率0%が示すように、更新しなければならない管渠は存在しない。しかしながら、将来的には耐用年数を経過する管渠も出てくるため、普及の促進とともに長寿命化対策も行わなければならず、効率とバランスを考えた整備、維持管理をしていかなければならない。
全体総括
下水道事業は、子孫たちに快適で衛生的な住環境を引き継いでいくために必要な都市計画事業である。そのため、普及の促進や施設の長寿命化、更新を計画的に推進していかなければならず、強固な経営基盤の確立が不可欠である。このような中、沼津市の下水道事業は、平成26年度に利用者の皆様に負担増をお願いし、使用料の改定を行ったが、この改定では経営状況の悪化を防ぐことはできたが、経営改善までには至っていない。今後もあらゆる経費削減策を講じるほか、水洗化指導を粘り強く行い、下水道利用者を増やしていくほか、適正な受益者負担となるよう、定期的に使用料の見直しの検討など、財源の確保に努めなければならない。
経営状況
収支構造
総額5.4億円
総額5.4億円