長野県木祖村：個別排水処理の経営状況（2020年度）

経常収支比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											100.0
類似団体内平均値（％）											96.01

収益的収支比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	85.13	83.06	83.92	83.0	82.73	82.19	83.12	85.3	81.01	20.2
類似団体内平均値（％）	83.48	82.18	82.67	83.61	83.42	82.36	85.17	84.72	84.25	85.06

累積欠損金比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											0.0
類似団体内平均値（％）											237.93

流動比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											8.19
類似団体内平均値（％）											132.84

企業債残高対事業規模比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0
類似団体内平均値（％）	978.39	884.51	818.23	767.24	684.5	671.22	590.13	887.23	869.77	858.02	512.44

経費回収率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	54.92	74.65	60.9	66.42	69.7	78.77	68.06	41.95	75.28	69.3	74.86
類似団体内平均値（％）	55.81	56.94	56.5	54.09	55.29	56.36	53.94	54.1	54.15	52.68	47.35

汚水処理原価

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（円）	629.53	472.79	568.62	527.99	514.91	452.02	543.01	871.69	503.65	439.23	433.22
類似団体内平均値（円）	268.63	270.59	266.35	275.08	273.88	268.71	287.34	289.14	293.06	303.94	310.45

施設利用率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	6.17	6.17	6.17	6.17	6.17	6.17	6.17	6.17	6.17	6.17	6.17
類似団体内平均値（％）	50.67	55.77	46.59	48.95	52.26	51.46	49.26	48.19	46.95	46.26	49.45

水洗化率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0
類似団体内平均値（％）	75.32	73.61	86.59	88.81	85.85	84.76	81.78	81.78	81.66	81.21	90.59

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は100％を超えており、数値上は健全経営と言える。②累積欠損金比率は0％となっており、健全経営と言える。③流動比率は類似団体平均値を下回っており、企業債の償還に係る現金の不足を他会計繰入金でまかなっているためと考えられる。⑤経費回収率については、大きな修繕が無かったため、回収率が平均を上回っている。⑥汚水処理原価が類似団体の平均より高い理由として、設置している浄化槽に大型のものが多く、維持管理費が通常の浄化槽より高いためであると考えられる。⑦施設利用率が類似団体の平均より低い理由は、この処理区がスキー場に隣接しており、加入者の多くは民宿を営んでいることから大型の浄化槽を設置しているが、普段は一般家庭程度しか使用しないためであると考えられる。⑧水洗化率は100%であり類似規模団体の平均を上回っているが、予想される人口減少に伴う処理区内人口の減少が見込まれることから、施設利用率は減少していくことが予想される。

有形固定資産減価償却率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											3.24
類似団体内平均値（％）											33.67

老朽化の状況について

現在、浄化槽の点検や清掃の際に修繕の必要な箇所は修繕を行っており、浄化槽の使用年数や使用状態がそれぞれ異なるため、全体的な修繕計画は予定していない。

全体総括

経費回収率、水洗化率は類似団体の平均より高いが、汚水処理原価も高い状態である。浄化槽の運転方法の見直しや料金改定等を行い、健全な経営に努める。今後見込まれる人口減少等により経営状況が厳しくなることが予想されるため、経営戦略の効果を分析し、経営の健全化に努めたい。