長野県茅野市：公共下水道の経営状況（2015年度）

経常収支比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	106.26	106.12	110.7	112.8	127.26	126.02
類似団体内平均値（％）	102.97	103.89	105.76	105.34	108.77	109.48

累積欠損金比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0
類似団体内平均値（％）	32.17	30.39	25.99	24.99	21.47	16.34

流動比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	624.94	258.56	241.11	2602.28	49.52	63.74
類似団体内平均値（％）	196.99	230.06	275.56	316.92	79.24	78.93

企業債残高対事業規模比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	716.52	646.38	595.05	549.78	545.88	453.36
類似団体内平均値（％）	929.62	936.31	939.14	940.83	921.32	921.48

経費回収率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	114.25	121.89	133.9	134.02	165.86	155.32
類似団体内平均値（％）	103.85	103.42	97.27	101.59	107.25	109.32

汚水処理原価

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（円）	150.8	143.25	130.52	131.34	106.93	113.67
類似団体内平均値（円）	153.01	153.74	164.8	156.74	149.8	149.01

水洗化率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	98.68	98.69	97.65	98.71	98.89	99.05
類似団体内平均値（％）	91.73	91.81	92.58	92.7	93.18	93.14

経営の健全性・効率性について

経常収支比率・経費回収率が100％以上と類似団体と比べて高い数値であり収入に見合った経営をおこなっていること、累積欠損金が発生していないことから、経営の健全性はあるといえます。また、企業債残高対事業規模比率についても、類似団体と比べて低い値となっており、現状においては投資規模や料金水準は比較的適正であると考えられます。

有形固定資産減価償却率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	10.14	12.63	15.08	17.36	19.66	2.87
類似団体内平均値（％）	11.36	11.26	12.02	12.9	25.52	2.82

管渠老朽化率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0
類似団体内平均値（％）	0.5	0.5	0.48	0.71	0.76	0.83

管渠改善率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	0.01	0.07	0.04	0.2	0.25	0.08
類似団体内平均値（％）	0.05	0.04	0.04	0.06	0.07	0.17

老朽化の状況について

当市の公共下水道管渠は昭和49年度に整備を始めていることから、有形固定資産減価償却率、管渠改善率は低い状況です。今後は経年による管渠の改築更新の時期をむかえ、経費の増加が見込まれるため、中長期的な視点で経費の軽減・平準化を踏まえた長寿命化計画等の取り組みをすすめる必要があります。

全体総括

現状では健全経営ではありますが、今後は人口減少により収入確保が課題となり、また、管渠の老朽化が進み改築更新の時期になるで、人口減少社会を踏まえた施設規模の適正化等を視野に入れた改築更新をすすめていく必要があります。経営の安定化に向け、状況を見極めながら随時事業の見直しを図っていき、使用料体系等の検討、維持管理費の軽減及び長寿命化計画等による適切な管渠の更新等に努めていく必要があります。