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福井県:流域下水道の経営状況(2014年度)

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経営比較分析表(2014年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率については、総収益÷(総費用+地方債償還金)×100で算出され、80%前後で推移しているが、地方債償還金については、別途、財源補填(一般会計繰出金、関係市負担金)があり、これを見込むと単年度で100%を超えることから、経営状況は健全である。企業債残高対事業規模比率については、類似団体平均値を大きく下回る数値となっているが、投資規模や関係市負担金は適切であると考えている。汚水処理原価については、類似団体平均値を下回る数値となっており、効率的な汚水処理が実施されていると判断できる。施設利用率については、類似団体平均値とほぼ同様の数値であり、施設利用率は適正であると判断できる。水洗化率については、増加傾向にあるが、類似団体平均値を下回っていることから、面整備の促進、接続率の向上などを関係市に働きかけ、水洗化率の向上に努めてまいりたい。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

老朽化については、管渠の老朽化を把握するため、計画的にマンホールの目視点検やテレビカメラ調査を実施している。運用当初の施設は35年程度経過しており、部分的に老朽化が進みつつあり、長寿命化計画を立て、良好な状態を保てるよう維持修繕に取り組むこととしている。

全体総括

現在の経営状況は、概ね健全で効率的な経営を行っていると判断できる。当事業は供用開始から35年程度経過し、設備の老朽化が進んでおり、今後、構築物や管路の維持修繕および設備の改築が増加する見込みである。そのため、これらに見合う負担金収入の確保および経費節減に努め、より一層経営の健全化・効率化に努めていく必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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