地方財政ダッシュボード

神奈川県鎌倉市:公共下水道の経営状況(2023年度)

収録データの年度

2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度

共有

事業・施設概要

都道府県神奈川県経営主体鎌倉市
事業名下水道事業業種名公共下水道
会計適用区分法適用類似団体区分
行政区域内人口175,272現在処理区域内人口171,352
現在水洗便所設置済人口160,451現在処理区域面積2,418ha
晴天時現在処理能力95,300m³/日下水管布設延長728km

注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。

経営状況

総収益・総費用
経常損益
当期損益
国・都道府県補助金
他会計補助金・繰入金

収支構造

①収益構造

総額70.6億円

②収益構造のスカイライン分析
③費用構造

総額64.6億円

④費用構造のスカイライン分析

利用状況

汚水処理水量
年間有収水量
現在晴天時平均処理水量
晴天時現在処理能力
現在処理区域内人口
現在水洗便所設置済人口
下水管布設延長

経営の健全性・効率性について

令和元年度から地方公営企業法の一部(財務規定等)を適用し、5回目の決算となりました。本市では令和5年4月に、総務省が示す下水道使用料の最低限の目安である150円/㎥となる下水道使用料の改定を行いました。その結果、前年度まで漸減していた経常収支比率は好転しています。また、累積欠損金比率も0であることから、自立性のある経営状態です。過去に主に施設整備・改良のために借り入れた企業債の償還金が高額となっているため、流動比率は類似規模の団体と比べても低い状態が続いてはいますが、償還も進み、改善してきました。企業債残高対事業規模比率も年々低下しており、企業債が順調に償還されていることが分かります。以上から、事業規模からみても平均的で身の丈に合った経営状態だと言えますが、今後耐用年数を迎えていく設備・施設の急激な増加に向け、維持補修・更新の財源確保のために、企業債残高の管理に努め、返済に係る支出を圧縮して行く必要性があります。下水道使用料の引き上げにより、経常収支比率や経費回収率は改善を見せています。一方で、近年の経費回収率と施設利用率の低迷、汚水処理原価の高止まり(類似団体比1.2倍程度)は、昭和30年以降の鎌倉市の急激な人口推移の歴史と地形的制約の下に早期に整備された施設の運営及び収益回収構造に主な要因があり、健全性・効率性の向上には長期的な視野での、これからの時代に合わせた計画・整理が必要です。

①経常収支比率
②収益的収支比率
③累積欠損金比率
④流動比率
⑤企業債残高対事業規模比率
⑥経費回収率
⑦汚水処理原価
⑧施設利用率
⑨水洗化率

老朽化の状況について

本市の汚水管渠は、昭和33年年度から工事着手しており、老朽化が進んでいます。年々上昇を続ける管渠老朽化率に管渠改善率が追いついていないことが示すように、改築・更新が追いついていない状況です。有形固定資産減価償却率は類似団体平均値よりも低くなっているものの、本市は昭和33年から汚水管渠を敷設し始めたことから、コンクリート寿命(50年)を急速に迎えつつあり、今後もこの傾向は続いて行きます。本市では、汚水管渠約490km、雨水管渠約240kmの他、終末処理場2つ、6つの中継ポンプ場があり、水質汚濁や浸水リスクを下げる大きな資産であると同時に、適切な点検・修繕を続けなければ、突如負債の原因となるリスクでもあります。過去に投資した企業債の返済も残る中、人口減少の状況下でいかに世代間不平等を最小に抑えつつ、長期的視野で効率的な投資によるインフラ管理を進め、都市の継続性を支えて行くかが重要です。

①有形固定資産減価償却率
②管渠老朽化率
③管渠改善率

出典:総務省「地方公営企業決算状況調査」総務省「経営比較分析表」数値は各年度の公表値。

よくある質問

このページで何が分かりますか?

地方公営企業の2023年度の主要な経営指標と、公表されている場合は分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『地方公営企業決算状況調査』および、公表されている事業では『経営比較分析表』をもとに構成しています。

自治体本体の財政も見られますか?

ページ上部の鎌倉市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。