東京都文京区の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
前年度より0.02ポイント増加し、6年ぶりの増加となりました。類似団体平均との比較においては、0.06ポイント上回っており、かい離幅は6年ぶりに拡大しましたが、平成16年度に0.11ポイントあったかい離幅には及んでいません。22年度決算においては、リーマンショックに端を発する景気低迷により、特別区民税は7.1%の減少となっています。今後も景気の好転を望みにくいため、特別区民税のさらなる減少が予想されます。引き続き、特別区民税の徴収率向上などの歳入確保に取り組むほか、事務事業の見直しによる安定的かつ健全な財政基盤の維持に努めていきます。
財政構造の弾力性
前年度より3.5ポイント上回る81.8ポイントで6年ぶりに80%を超えました。類似団体平均との比較では、3.7ポイント下回り、前年度よりかい離幅は縮小しています。特別区税の大幅な減等により歳入経常一般財源等が約17億円減少したことに加え、扶助費や物件費等の増により、経常経費一般財源等が約4億円増加したことによるものです。これからも社会保障関係経費の更なる増加により、厳しい財政運営が予想されます。
人件費・物件費等の状況
類似団体平均値と比較して高いのは、主に人件費が原因となっています。これは、福祉系・技能系職員の職員数が同規模の特別区に比べて多い傾向にあることによります。なお数値は2年連続で増加しており、今後も第3次行財政改革推進計画に基づき、21~23年度で100人の削減を目標とした職員数の適正化や事務事業の見直しなどを通じて歳出削減に努めていきます。
給与水準(国との比較)
前年度より0.6ポイント減少し、4年連続の減少となりました。これは、給料表のマイナス改定や職員の年齢構成などの影響を受けたものですが、今後も一層給与の適正化に努めていきます。
定員管理の状況
本区の職員数は、類似団体と比較して福祉系・技能系職員が多い傾向にあることから、人口1,000人当たり職員数も類似団体平均値と比べて、多くなっています。職員数の適正化については、平成16年度から20年度までの5年間に252人の削減を行うなど、これまでも取り組んできました。その後も、第3次行財政改革推進計画に基づき、平成21年度から23年度までの3年間において、更に100人の削減を目指し、職員数の適正化に努めていきます。
公債費負担の状況
前年度より1.2ポイント減少し、5年連続の減少となりました。類似団体平均値との比較では、前年度と同じく0.6ポイント下回っています。
将来負担の状況
一般会計等の借入金(地方債)や将来支払っていく可能性のある負担等の現時点での残高の程度を指標化したもので、将来における財政を圧迫する可能性の高さを示すものです。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
平成16年度から20年度までの新行財政改革推進計画(新生文京いきいきプラン)で職員数の適正化に取り組んだ結果、平成20年には削減目標である252人を達成しましたが、依然として類似団体平均値を上回っています。そのため、平成21年度から23年度までは、第3次行財政改革推進計画に基づき、更に100人の削減を目指し、職員数の適正化及び人件費の削減に努めていきます。
物件費
前年度より1.9ポイント増加し、3年連続の増加となりました。類似団体平均値との比較では0.2ポイント上回っています。平成18年度以前は、類似団体平均値と1.0ポイント以上のかい離がありましたが、平成19年度以降、ほぼ同水準で推移しています。引き続き、事務事業の見直しなどにより、経費の削減に努めていきます。
扶助費
前年度より1.6ポイント増加し、5年連続の増加となりましたが、類似団体平均値との比較では、7.6ポイントと大きく下回って推移しています。生活保護費が増加傾向にあることから、今後も適切な執行に努めていきます。
その他
前年度より0.3ポイント増加し、4年連続での増加となりましたが、依然として類似団体平均値を下回って推移しています。引き続き、適正に各特別会計へ繰出しを行っていきます。
補助費等
平成17年度以降、類似団体平均値とほぼ同水準で推移しています。引き続き、適切な執行に努めていきます。
公債費
前年度より0.6ポイント減少しており、平成17年度以降6年連続で類似団体平均値とほぼ同水準で推移しています。今後も、世代間の負担の公平性、地方債残高、年度ごとの償還規模などを考慮しながら、計画的な特別区債の発行に努めていきます。
公債費以外
前年度より4.1ポイント増加し、3年連続で増加しています。類似団体平均値より3.4ポイント下回っていますが、今後も適正な予算執行に努めてまいります。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
前年度より2.6ポイント下回り、3年ぶりに減少しました。これは、標準財政規模が30億5,600万円減少したものの、実質収支額も16億4,700万円減少したことによります。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
当該団体にかかるすべての団体を一法人としてすべての会計を合算し、その赤字の程度を指標化したものであり、その合計の実質赤字額をその団体の一般財源の標準的な規模で表す標準財政規模の額で除したもので、すべてを含めた財政運営の深刻度を図るものです。平成22年度は、一般会計の実質収支額が16億4,700万円減少(-33.5%)、国民健康保険特別会計の実質収支が2億8,500万円減少(-24.6%)したことなどにより、連結実質赤字額が19億3,200万円減少(-31.1%)しました。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
借入金の返済額及びこれに準じる額の大きさを指標化したものであり、地方公共団体の一般会計等の支出のうち、義務的に支出しなければならない経費である公債費やそれに準じた経費を、その団体の標準財政規模から一定額を控除し、除したものの3か年間平均値で、資金繰りの危険度を示すものです。平成22年度は、地方債の元利償還金・準元利償還金が、4億3,000万円減少(-13.1%)したことにより、22年度単年度の実質公債費比率が対前年度比1.19416ポイント改善しました。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
地方公共団体の一般会計の借入金(地方債)や将来支払っていく可能性のある負担等の現時点での残高の程度を指標化したものであり、地方公共団体の一般会計等が将来的に負担すべき実質的な負債にあたる額(将来負担額)から負債の償還に充てることができる基金等を控除した上で、その団体の標準財政規模から一定の額を控除して除したもので、将来における財政の圧迫する可能性の高さを示すものです。平成22年度は地方債の現在高が26億3,200万円減少したことなどにより、将来負担額が38億5,000万円減少(-10.1%)するとともに、充当可能基金が74億4,700万円増加したことなどにより、充当可能財源等が93億4,000万円増加(9.2%)しました。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
東京都文京区の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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