事業・施設概要
| 都道府県 | 千葉県 | 経営主体 | 勝浦市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 15,465人 |
| 現在給水人口 | 15,260人 | 給水区域面積 | 9,396ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
主な収入源である給水収益は給水人口の減少、大口使用者の減少や節水機器の普及等により減少傾向にある。➀経常収支比率については、令和元年度以降100%を下回っていたが令和4年度は100%を上回った。これは一般会計繰入金の営業外収益の増によるものである。令和5年度は再び100%を下回った。➁累積欠損金比率は欠損金を生じていないため、この5年間全て0%で推移しており、経営については概ね適正に維持されているものと考えられる。③流動比率は100%を上回っていることから、短期的な支払い能力は確保できている。④企業債残高対給水収益比率は、類似団体平均値を下回っているが、この先施設更新の増加が見込まれる中でより効率的な資金計画を検討していく必要がある。⑤料金回収率は、100%を下回っている状況にあり、他会計補助金等の料金収入以外への依存が大きい状況にある。⑥給水原価は、受水費の割合が高いこともあり、類似団体平均と比較して非常に高い状況にある。⑦施設利用率は、減少が続いている給水人口や節水型設備の普及により、年々水需要が減少していることから、類似団体平均値を下回っていることもあり、今後の水需要動向によっては施設規模の見直しを検討する必要がある。⑧有収率においては、前年度比1.42ポイント減の68.15%になり、類似団体平均値及び全国平均を下回っていることもあり、安定給水の観点からも漏水防止のための維持管理及び管路更新を計画的に実施し、有収率向上に努める必要がある。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率及び管路経年化率が全国平均・類似団体平均値を上回っていることから資産及び管路の老朽化が進んでいる状況であるため、老朽化対策が重要課題と認識しており、計画的な管路の更新が必要であるものの、財源確保及び少ない人員での対応となるため飛躍的な進捗を求めることは難しい状況にある。また、同年代に整備されたものも多く老朽化が進行しており、今後計画的な更新を進めていくためには組織体制の整備や財源の確保が必要である。更新については、水道ビジョン及び管路更新計画に基づき、緊急性や施設の重要度を考慮し、費用の平準化を図りながら、計画的な更新が必要である。
全体総括
経営状況としては、人口減少や大口使用者の減少など水道事業収益が減少している状況にあり、今後も減少傾向が続くと見込まれる一方で、安全で安定した水の供給確保のために老朽化した施設や設備の更新・整備及び水質の管理等を計画的に実施しなければならないことから、更新需要と収支のバランスを取りながら持続可能な健全経営に一層努める必要がある。今後は、経営戦略に記された将来推計に基づいて、実態に即した施設の維持管理と事業の健全経営に努め、収納体制の強化・経費削減等による経営基盤強化を図り、老朽化の更新工事などにより有収率の改善に取り組み、併せて計画的な施設整備を進めていく必要がある。また、夷隅地域の末端給水事業体の統合広域化について推進していく。
経営状況
収支構造
総額7.0億円
総額7.5億円