千葉県勝浦市:末端給水事業の経営状況(最新・2024年度)
千葉県勝浦市が所管する水道事業「末端給水事業」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
経営の健全性・効率性について
令和6年度における経常収支比率は97.04%であり、経営の健全性を示す目安である100%を下回っています。これは類似団体平均(105.08%)と比較しても低く、単年度収支が赤字傾向にあることを示しており、経営改善が必要な状況です。この要因の一つとして、給水原価の高さが挙げられます。勝浦市の給水原価は360.58円と、類似団体平均(202.75円)を大幅に上回っています。一方で、施設利用率は31.73%にとどまり、類似団体平均の55.47%と比べて低い水準です。これは、給水能力に対して実際の配水量が少なく、施設が過大であることを示唆しており、これが高い給水原価の要因となっていると考えられます。料金回収率は86.90%であり、給水収益のみで給水費用を賄えていない状態ですが、流動比率は893.82%と高く、短期的な支払能力や資金の流動性は十分に確保されてます。今後は、高い流動資産を活用しつつも、施設利用率の向上やダウンサイジングによるコスト削減を進め、経常収支比率を100%以上に回復させることが求められます。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は62.95%、管路経年化率は38.19%と、いずれも類似団体平均を上回り、施設の老朽化が顕著です。特に管路の老朽化は深刻ですが、令和6年度の管路更新率は0.77%へと改善し、平均値の0.39%を上回りました。しかしながら、高い経年化率を踏まえると更新完了には長期間を要します。安心・安全な給水を確保するため、引き続き事業費の平準化を図りつつ、優先順位に基づいた計画的な更新と耐震化を着実に進める必要があります。
全体総括
勝浦市の水道事業は、施設利用率が31.73%と低く、過大な施設規模が高い給水原価の要因となり、経常収支比率は赤字傾向にあります。令和7年4月1日よりいすみ市・大多喜町・御宿町との水道事業が統合されました。統合により、単独では困難だった施設の統廃合や最適配置(ダウンサイジング)を圏域全体で進めることで、重複投資の解消と固定費の大幅な削減が見込まれます。また、豊富な手元資金(高い流動比率)を背景に、広域的な老朽管路更新を戦略的に進めることで、人口減少下においても持続可能で効率的な水道システムの構築に努めます。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の勝浦市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。