事業・施設概要
| 都道府県 | 栃木県 | 経営主体 | 宇都宮市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A1 | 行政区域内人口 | 513,086人 |
| 現在給水人口 | 500,928人 | 給水区域面積 | 35,518ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
「①経常収支比率」は,100%を上回っており,給水に係る費用を経常的な収益で賄えている状況にあるが,低下傾向にある。「④企業債残高対給水収益比率」は,給水収益が減少する中で,事業費に対する企業債充当率の変更に伴う借入額の増加により,上昇した。「⑤料金回収率」は,水道基本料金減免の影響により,令和4年度からは,それまでより大幅に減少し,特に令和6年度は100%を下回ったが,減免がなかったとみなした場合,105.37%となり,給水に係る費用を経常的な収益で賄えている状況にある。しかし,低下傾向にある。「⑥給水原価」は,物価高騰の影響や給配水管漏水修繕工事の件数の増などにより費用が増加するとともに,給水人口の減少等に伴う年間有収水量の減少により,上昇している。「⑧有収率」は,令和6年度において,DXの推進による漏水発見率の上昇に伴い修繕件数が増加したものの,依然として漏水量は増加傾向にあり,結果として有収率は低下した。「①経常収支比率」が100%を上回っており,健全な経営状態にあるといえる。また,「③流動比率」,「⑦施設利用率」など他の指標についても類似団体と比較し概ね良好な状態であり,相対的にも健全な経営状態にあるといえる。
老朽化の状況について
「①有形固定資産減価償却率」「②管路経年化率」ともに老朽化の進行により,近年上昇傾向にある。「③管路更新率」は,老朽配水管更新計画の着実な推進に伴い,更新した管路延長が増加した結果,令和6年度は上昇した。類似団体と比較すると,「①有形固定資産減価償却率」が,令和6年度は類似団体より低くなった。「②管路経年化率」は類似団体より低く推移しており,「③管路更新率」の上昇が示すとおり,老朽化対策を計画的に実施している状況である。
全体総括
全体的には類似団体と比べ相対的に健全な経営状態にある。しかし,近年の人口減少に伴い料金収入の減少傾向が続く中,物価高騰や職員給与費の増加に加え,今後,施設や管路の更新需要の増加が見込まれており,安定した経営状態を維持するためには,DXや官民連携の推進による事業の効率化により,費用を抑制するとともに,料金の改定を行うことで収益性を高めていく。これにより一層の経営の効率化・健全化を図り,経常収支比率や経費回収率の向上に努める。
経営状況
収支構造
総額105.1億円
総額92.9億円