事業・施設概要
| 都道府県 | 福島県 | 経営主体 | 棚倉町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 14,252人 | 現在処理区域内人口 | 1,852人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,164人 | 現在処理区域面積 | 247ha |
| 晴天時現在処理能力 | 735m³/日 | 下水管布設延長 | 12km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
農業集落排水施設は、計画対象人口2,230人、計画処理対象戸数405戸という事業規模で平成9年度から供用開始となっており、平成29年度末の処理区域内の人口別接続率が70.4%、戸数別接続率が61.8%となっております。収益的収支比率は、赤字を示しており不足する費用については、一般会計からの操出金によって賄っています。農業集落排水事業は、施設整備が完了していますので新たな投資が必要なければ、地方債の償還が徐々に減少することが見込まれますが、現在資本費平準化債を毎年借り入れして整備費用の後年度繰り延べ調整を行っていますので、総収益が年々伸びている状況ではありますが、収益的収支比率が大幅に改善する水準ではありません。企業債残高対事業規模比率については、事業が完了しているので年々数値が減少してきましたが、資本費平準化債の借り入れの影響で減少が緩やかになっています。経費回収率及び汚水処理原価については、類団及び全国平均と比較して料金収入が少なく、汚水処理費用が高上りとなっている状態を示しており、この数値の改善には接続率を向上させ、汚水処理の効率性を高めることが必要です。施設利用率及び水洗化率については、接続率が向上すれば数値が改善していきますので、現在年5%程度の伸びとなっている接続率をさらに伸ばせるよう取り組むことで経営の健全化、施設等の効率性の向上に努めていきます。
老朽化の状況について
農業集落排水施設の供用開始は、平成9年4月となっており、事業開始から40年未満であるため管路については、事業開始当初に布設して以降、耐用年数経過による更新を行っていないため管渠更新率が表示されていません。管渠以外の重要施設については、施設本体以外に電気設備や機械設備などが順次更新時期を迎えており、適宜メンテナンスを行いながら必要に応じて効率的な更新を実施していかなければなりません。今後は、国の補助事業である機能強化事業の採択に向けた取り組みを進めながら施設の適正な維持管理及び更新に取り組んでいきます。
全体総括
農業集落排水事業は、計画策定時に見込んだ処理人口、処理戸数、処理水量を超えて加入者を増やすことができないため、より効率的な維持管理が求められる事業であり、受益者が限定されることから適正な料金負担も考慮していかなければなりません。平成27年度の資本費を除く総費用が約5千4百万円であるのに対し、料金収入は約1千2百万円となっており、接続率が仮に100%となっても料金収入は3千5百万から4千万円程度までしか見込めませんので、現行の料金水準では、一般会計からの操出金に頼らなければ赤字が解消できないことになりますが、公共下水道料金や近隣市町村の料金水準などと均衡させることも必要ですので、単純な料金改定はできません。これらの点を踏まえ、今後予測される施設の更新や修繕などの新たな費用負担を見込んだ維持管理及び再投資の計画性が重要な課題となってきます。
経営状況
収支構造
総額6,213.2万円
総額4,067.6万円