福島県：ふたば医療センターの経営状況（2020年度）

地域において担っている役割

①震災からの復興・再生を支える地域医療の確保②救急医療体制の強化

経常収支比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							102.9	116.0	99.6
類似団体内平均値（％）							96.1	96.7	98.0

医業収支比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							14.7	16.8	14.1
類似団体内平均値（％）							66.8	67.8	65.0

修正医業収支比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							11.7	15.7	14.1
類似団体内平均値（％）							62.4	62.9	60.3

累積欠損金比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							0.0	0.0	0.0
類似団体内平均値（％）							87.9	91.0	94.2

病床利用率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							13.0	14.3	19.9
類似団体内平均値（％）							59.4	61.4	55.9

入院患者１人１日当たり収益

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（円）							22320.0	32155.0	23814.0
類似団体内平均値（円）							26485.0	27761.0	29162.0

外来患者１人１日当たり収益

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（円）							11217.0	12429.0	13224.0
類似団体内平均値（円）							8109.0	8307.0	8904.0

職員給与費対医業収益比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							227.8	178.0	223.2
類似団体内平均値（％）							82.3	81.0	88.1

材料費対医業収益比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							39.4	42.4	50.8
類似団体内平均値（％）							16.1	16.2	16.0

経営の健全性・効率性について

①②他県応援職員の減に伴う本県職員の増による給与費増、新型感染症対応に伴う経費増により医業費用が増加し、前年を下回っている。なお、震災・原発事故からの復興途上地域にあり、帰還住民の患者数の影響で、医業収支比率は類似病院を下回っている。③H30.4月開院。④病院周知、地域医療機関との連携促進による患者増に伴い、前年より上回っている。⑤入院に係る診療報酬点数が下がった影響で診療単価が減少し、前年より下回っている。⑥訪問看護、発熱外来検査等が増加した影響で診療単価は前年比増となり、類似病院を上回っている。⑦⑧本県職員増に伴う給与費増、新型感染症対応に伴う診療材料費増の影響で、前年を上回っている。

有形固定資産減価償却率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							8.1	15.6	22.9
類似団体内平均値（％）							54.2	55.4	57.6

器械備品減価償却率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）							18.6	34.4	48.1
類似団体内平均値（％）							70.2	72.0	72.3

１床当たり有形固定資産

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（円）							90275367.0	90800633.0	92834000.0
類似団体内平均値（円）							45346697.0	44774257.0	46069366.0

老朽化の状況について

①②③当病院はH30.4月に新規開院し3年目を迎えたところである。

全体総括

当病院は、H30.4月に震災・原発事故からの復興・再生を図る双葉地域唯一の二次救急医療機関として開院し、R2年度は3年目を迎え、病院周知や地域連携が進んできたこと、訪問看護等の在宅医療の取組を強化したことなどにより、コロナ禍においても入院、外来とも患者数が増加傾向にある。当該地域の復興・再生を今後も医療面から支えていくために、更なる地域医療の確保に取り組んでいく必要がある。