事業・施設概要
| 都道府県 | 山形県 | 経営主体 | 尾花沢市大石田町環境衛生事業組合(事業会計分) |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 19,274人 | 現在処理区域内人口 | 714人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 676人 | 現在処理区域面積 | 53ha |
| 晴天時現在処理能力 | 600m³/日 | 下水管布設延長 | 12km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は100%を超え黒字ではあるが、料金収入だけでは経費を賄いきれず一般会計(尾花沢市・大石田町)からの繰入金に依存している状況にある。②累積欠損金比率は企業会計移行時の繰越欠損金が残っているため類似団体の平均値を大きく上回っている。今後の経営で発生する純利益で解消される予定である。③流動比率は類似団体の平均値を下回っている。これは建設改良等に充てた企業債が影響しているためである。この財源で整備された施設によって、近い将来、使用料収入として回収されて流動負債返済の原資となる見込みである。④企業債残高対事業規模比率は企業債残高合計を一般会計が賄うため数値はない。⑤経費回収率は約28%で類似団体の平均値より38ポイント以上低い。かなり繰入金に依存している状況にある。汚水処理費が割高なのは銀山処理区が圧力式下水道を採用しているからである。経費に見合った使用料の見直しを検討する必要がある。⑥汚水処理原価は類似団体の平均値を401円以上も上回っている。⑤と同様の理由によるもので、同様の対応が望まれる。⑦施設利用率は類似団体の平均値より20ポイント以上低くなている。銀山処理区の未接続による処理場遊休状態の解消が課題である。⑧水栓化率は横ばいであり、類似団体及び全国平均を上回っている。
老朽化の状況について
①田沢処理区は供用開始から24年が経過している。管路の更新実績はない。定期的な管路点検及びマンホール周りの舗装修繕を行っている。圧送が必要な地区のマンホールポンプについては業者に維持管理を委託している。銀山処理区は供用開始から23年が経過している。圧力式下水道を採用しているため硫化水素により老朽化が加速している。令和4年度にストックマネジメント計画を策定し、令和5年度から国の支援を受けながら更新事業による延命化に着手した。加えて、下水道使用者に対しては除外施設管理の徹底を啓発し、施設への負荷を低減させる。②数値なし。③数値なし。
全体総括
田沢処理区についてはマンホールポンプを除いて老朽化の問題は発生していない。銀山処理区については硫化水素による老朽化が加速している。ストックマネジメント計画に則り施設の更新に着手した。田沢、銀山両処理区とも施設整備が完了していることから使用料の伸びは期待できない。加えて人口減少による減収が危惧される。持続可能な下水道事業に資するために維持管理費の削減を合理的に行い、かかった経費を適正に回収できる使用料の見直しが急務である。
経営状況
収支構造
総額1.1億円
総額1.0億円