岩手県矢巾町:公共下水道の経営状況(2021年度)
岩手県矢巾町が所管する下水道事業「公共下水道」について、2021年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2021年度)
経営の健全性・効率性について
経常損益の割合を示す経常収支比率は121.49%となり、類似団体の平均を上回り健全経営を維持している。短期債務の返済能力を示す流動比率は260.13%と昨年度より減少したが類似団体の平均を大きく上回っている。比率の減少は未払金の増加によるものであり、現預金も同等以上に増加していることから、全体としてはバランスが保たれている。水洗化率の早期向上を目指して企業債を積極的に活用してきたため、水洗化率は96.72%と平均を上回っている一方、企業債残高対事業規模比率は811.62%と高い値となっている。しかし平成30年度に事業概成したことから新規起債額が減少しており、今後は長寿命化等の更新投資が主となることから、当面は減少傾向が続くと見込まれる。使用料で回収すべき経費を使用料収入でどの程度賄えているかを示す経費回収率は163.08%と類似団体の平均と比べても高い数値となっている。汚水1㎥あたりにかかる処理費用を示す汚水処理原価は101.80円と類似団体を大きく下回っている。これは流域下水道の安価な処理単価に支えられているが、電気料金の増加を筆頭としたインフレが流域下水道の経営に影響を及ぼしており、予断を許さない状況にある。以上の結果を見ると一定程度安定した経営状態ではあるものの、農業集落排水事業との関連から、当面は厳しい経営となることが見込まれる。
老朽化の状況について
令和3年度において耐用年数を経過した管渠はなく、有形固定資産減価償却率も20.74%と類似団体平均程度となっている。ストックマネジメント計画やカメラ調査の結果に基づいた下水管渠の長寿命化(管更生)を本格化させたことから、令和3年度の管渠改善率は0.29%と類似団体平均を上回った。令和元年度に移管された流通センター地区における管渠は経営指標にその実態が反映されにくいことから、比率以上に老朽化が進んでいるものと想定し、計画的な更新を行っていくことが必要である。
全体総括
現在町内では宅地等の開発が進行しており、自然減と社会増が均衡することで中期的には有収水量が横ばいで推移すると見込まれる。しかし、長期的には人口減少社会を背景に減少が見込まれる。一方で、これまでの投資に伴う多額の企業債が経営を圧迫している。また、老朽化が進んでいる流通センター地区について、長寿命化などの投資が必要となることから、さらに経営を圧迫すると考えられる。公共下水道事業としては黒字となっているが、一般会計からの繰入金によるところも大きく、今後管渠の更新時期を迎えるにあたり、更なる業務改善と計画的な投資が必要である。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
公共下水道の2021年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の矢巾町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。