38:愛媛県
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西条市:末端給水事業
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末端給水事業
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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について平成30年度に料金改定を行ったため、①経常収支比率及び⑤料金回収率は改善され、類似団体平均値を上回っている。本市は良質な地下水が豊富にあり高度な浄水施設等が不要なため、類似団体と比較して⑥給水原価が低く抑えられている。③流動比率については、類似団体平均値を下回っているが、100%を大きく上回っており、短期的な支払能力に問題はない。④企業債残高対給水収益比率は、類似団体と比べて非常に高く、企業債に依存した経営となっている。近年は、減少傾向ではあるが、今後、更新のピークが来れば再び上昇し、経営を圧迫することになるため、計画的に企業債残高の抑制に努める必要がある。⑦施設利用率については、類似団体と比較して低くなっており、今後大幅な低下が見られるようであれば、ダウンサイジング等も考慮した計画が必要である。⑧有収率については、改善が見られるものの、類似団体と比べて低いため、今後も引き続き漏水調査を行うなどして原因を特定し、対策を講じる必要がある。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について本市では、東予地区において昭和50年代の初期に大規模な施設の整備を行っており、現在それらが耐用年数を迎えている。①有形固定資産減価償却率については、類似団体と比較して低い水準にあるが、今後も上昇していくことが見込まれている。②管路経年化率については、類似団体と比較して高い水準にあり、今後も上昇していくことが見込まれている。③管路更新率は、類似団体に比べて低いが、耐用年数を迎える管路が増加していく中で、長期的な視点で計画的に更新等を行うことが求められる。その際には併せて、財源確保について考慮する必要がある。 |
全体総括良質な地下水が豊富な本市では、高度な浄水施設等を整備する必要がないため、類似団体と比較して、費用を低く抑えることができている。その一方で、人口が集中する市内中心部では地下水が利用されており、上水道の供給を行っていないため、普及率が低く、効率性に欠ける部分がある。老朽化施設については、今後、更新工事を行っていかなければならないが、併せて企業債に依存してきたこれまでの財源確保の方法を見直し、経営改善を図る必要がある。そのための取組として、経営戦略の策定により計画的な経営を行うとともに、令和3年度に市内全ての上水道、簡易水道等の統合を予定しており、令和4年度に料金統一を目指す計画としている。また、近隣市町との連携強化等についても検討を行っている。 |
本ウェブサイトは、地方公共団体の財政に関するオープンデータのうち再利用困難なものを収集・整理し、
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