高槻市:特定地域排水処理施設

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収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

令和2年度と比較すると、①経常収支比率は営業外収益のうち他会計負担金(分流に要する経費)が減少したことにより0.37ポイント減少し、②累積欠損金比率は158.28ポイント増加した。また、③流動比率は1.26ポイント増加しているが、これは手元資金の増加及び企業債が減少したためである。④企業債残高対事業規模比率は188.36ポイント減少した。類似団体平均値と比較すると、①経常収支比率は低く、②累積欠損金比率、③流動比率及び④企業債残高対事業規模比率は高い。本市の特定地域生活排水処理事業は、山間部に対する公共下水道事業の補完事業として整備しており、公共下水道事業と併せて高槻市下水道等事業会計として経理処理を行っている。なお、①経常収支比率が低いのは、公共下水道と違い償却資産の耐用年数が28年と償却負担が公共下水道より大きくなっているためであるが、高槻市下水道等事業会計全体としては経常収支比率は106.82%となり、単年度収支は黒字である。また、②累積欠損金比率が高くなっているが、高槻市下水道等事業会計全体としては累積欠損金が生じることはなく特段問題はない。そして、④企業債残高対事業規模比率が高い要因は、償還開始が平成29年度と経過年数が浅く、類似団体と比較して企業債償還が進んでいないためである。

老朽化の状況について

平成24年度から開始された事業のため、健全な状態である。なお、①有形固定資産減価償却率が上昇しているのは、新規の有形固定資産がない一方、減価償却費は昨年度と同額を計上したためである。

全体総括

本事業は「高槻市循環型社会形成推進地域計画(H24~H28)」に基づいた事業で、平成28年度で計画対象地域内の希望世帯に対する公設浄化槽設置は完了し、事業としては概成した。類似団体平均値よりも高い④企業債残高対事業規模比率については、企業債残高が年々減少することにより、今後改善する見込みである。①経常収支比率や⑤経費回収率が類似団体平均値よりも低いことから経営改善を行う必要があるが、収入面においては料金体系が人槽別に設定されており、事業も概成しているため今後の使用料増収は見込めない。そのため、維持管理業務の発注方法や仕様の検討を行うなど支出面の縮小に努める。令和3年度に中間見直しを行った「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】」に基づき、引き続き、効率的で持続可能な下水道事業経営に取り組む。

類似団体【K3】

北斗市 福島町 上ノ国町 島牧村 中川町 厚真町 標津町 平内町 五戸町 盛岡市 宮古市 岩手町 女川町 秋田市 八峰町 寒河江市 白鷹町 小野町 行方市 小美玉市 伊勢崎市 富岡市 下仁田町 長野原町 滑川町 嵐山町 小川町 吉見町 鳩山町 横瀬町 寄居町 皆野・長瀞下水道組合 青梅市 大島町 八丈町 相模原市 新潟市 南砺市 立山町 甲府市 甲斐市 飯山市 御殿場市 津市 紀宝町 高槻市 枚方市 茨木市 河内長野市 和泉市 柏原市 田辺市 奈義町 東みよし町 西予市 愛南町 佐賀市 武雄市 小城市 嬉野市 みやき町 江北町 日南市 綾町 三島村