経営の健全性・効率性について
当市の特定公共下水道については、東部工業団地染色5社から排除される染色排水の処理を目的にしているものであり、使用料単価も通常の下水道経営とは異なるなど、一概に分析は難しい。④の企業債残高が増加傾向なのは、当該排水について水質改善の必要があるため、処理場の改善整備を行っていることによる。平成28年度で工事終了予定であり、その後の企業債増加予定はないが、償還金支払はしばらく増加するため、受益者である染色5社から適正に負担金を徴収するなどして対応していく。
老朽化の状況について
平成23年度から順次処理場の改善整備を行っており、28年度に工事完了見込みである。現在28年度からの地方公営企業法適用に向けて資産調査を進めているが、その結果を踏まえ今後も必要な更新等を行っていく。
全体総括
1でも述べたとおり、当該下水道は特定の工業団地からの染色排水処理を目的としているものであるので、今後とも受益者である染色工業組合と協議を重ね、適正な維持管理等に努めていきたい。