経営の健全性・効率性について
効率的な経営に努め、汚水処理原価は比較的低い水準で抑えられております。また、近年借入金残高や借入金返済額が減少していることから、企業債残高対事業規模比率や収益的収支比率が向上しております。平成25年度に借入金の一部を借換えしたことから、一時的に収益的収支比率に影響しましたが、借換えにより、借入金の利子負担が減少し、今後も収支の安定と健全な経営が見込まれます。
老朽化の状況について
下水道布設延長336kmのうち、法定耐用年数(50年)を経過している管渠はありません。管渠の老朽化対策については、長寿命化計画に基づき、平成27年度から実施しているため、「管渠改善率」に反映されていませんが、局所的に劣化した箇所については、これまでも維持管理において修繕を実施しております。
全体総括
債務残高の減少により、経営の健全性が保たれ、効率的な経営を行っております。施設の老朽化に対しては、適切に対策工事を行っていきます。