経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率平成30年度に一度上昇したが、令和元年度に再び減少に転じている。コロナ禍による工場の休業により、有収水量が減少したためだ。⑤経費回収率コロナ禍の影響で工場の稼働率が下り、汚水量が減少し使用料収入の減少につながった。⑥汚水処理原価昨年度から引き続き増加しており、類似団体よりも高くなっている。更なる接続率向上により有収水量の増加を目指す。⑧水洗化率昨年度よりも若干増えたが、なお類似団体と比較して低い数値を示している。更なる接続促進が必要である。
老朽化の状況について
平成21年度の共用開始であり、比較的新しい管渠、施設である。老朽化を数値で表す状況ではないが、ストック・マネージメントに基づき、管渠管口点検を実施し、現況異常はない。
全体総括
神川町公共下水道事業は、共用開始より11年経過したが、依然下水道普及途上であり、企業誘致等の施策と合わせて、接続促進活動を実施して下水道への啓発活動を促進させる。安定した事業運営を行うため接続率向上を目指す。下水道の目的である公衆衛生の向上や河川等の水質保全、良好な環境を創造するために、今後も引き続き健全で効率性の高い事業運営を目指していく。