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財政力指数は0.15と類似団体平均を下回っている。本村は、産業基盤が脆弱であり、今後も状況の変化に期待できないことから、引き続き事務事業の見直し、事業の重点化を図り、行政サービスの効率化と財政の健全化に努めていく。
経常収支比率は、復興関連事業費が減少したため相対的に比率が増加(前年度比14.3ポイント低下)した。今後は「葛尾村集中改革プラン」を確実に実施し、事務事業及び組織機構等の見直しを含め、人件費、物件費、補助費等のさらなる抑制に努める必要がある。
人口減少傾向が続く中で、人件費については、財政健全化対策の一環として抑制に努めているが、物件費については、村内道路除草や緊急雇用等の復興関連の委託料等の増が影響し、類似団体平均を大きく上回る結果となった。
人口千人当たりの職員数は、人口の自然減と職員構成の変動により減少し、類似団体の平均を下回った。引き続き効率的な事務運営を心がけるとともに、より適切な定員管理に努める必要がある。
実質公債費比率は類似団体平均を下回っている。平成15年度から地方債発行限度を設定し借入額を1億円程度に抑制してきたことから、今後も低下する見通しである。引き続き集中改革プランに基づき計画的な地方債の発行に努める。
将来負担比率は類似団体を下回っている。主な要因としては、平成15年度から地方債の借入限度額を1億円程度に抑制してきたこと、財政調整基金の積立による充当可能基金の増額等があげられる。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう努め、新規事業の実施等については、必要性や緊急性、費用対効果等の観点から優先順位をつけ取り組むこととし、財政の健全化を図る。
人件費は、議員数の削減、議員・特別職等給与カット、職員の手当の見直し及び職員退職による欠員不補充などにより削減に努めきたが、通常業務に加え復興関連業務に対応する必要があるため、類似団体平均と比較すると高い水準で推移している。今後も人件費削減に向けた対策を講じるとともに、定員適正化計画の進行管理を行いながら、適切な水準の維持に努める。
物件費については原子力災害による全村避難のため、施設管理等の費用が減少し低水準であったが、今後は新規の施設等の建設に伴い増加する見込みであるため、適切な水準の確保に努める。
その他に係る経常収支比率は、類似団体平均を下回っている。しかし、他会計(特に介護保険特別会計)への繰出金については年々増加しているため、事業内容の見直し等により、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均値同程度となっている。今後も、引き続き事業経費の負担のあり方や、行政効果を精査し、補助金の廃止、縮小、終期の設定等により整理合理化を図る。
公債費は微増したが類似団体を下回った。平成15年度から地方債発行限度を設定し借入額を1億円程度に抑制してきたことから、今後も低下する見通しである。引き続き集中改革プランに基づき計画的な地方債の発行に努める。
公債費比率については公債費が起債発行額の抑制と償還期間満了による元利償還金の減少により年々縮小してきていることにより減少している。今後も適正な管理に努め、新規の起債発行を抑制するなど、実質公債費比率の抑制を図る。
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