経営の健全性・効率性について
①小規模な施設を維持しているため使用料収益の増収は見込めない状況であり、赤字決算にならないよう一般会計からの繰入を行っています。④類似団体と比較して企業債残高が高い比率を示していますが、新たな整備計画はないことから今後は減少していきます。⑤小規模な施設を維持しているため使用料収益の増収は見込めない状況でありますが、下水道事業等と一体となった使用料の改定や更なる費用の削減に努める必要があります。⑥小規模な施設のため汚水処理原価が高くなりやすいですが、類似団体と比較しても高い状況にあることから、経費の縮減策を検討しなければなりません。⑦当該事業地区は山間部であり、積雪期の不明水の影響が出やすいと思われます。⑧今後もこのまま推移すると思われます。
老朽化の状況について
平成8年から供用開始しており、老朽化への対策あるいは新たな整備手法の検討をしなければならない時期に来ています。
全体総括
当該事業地区は山間部にあり、冬期間は特に雪が多くなる場所にある小規模施設で、処理区域内人口も50人と少なく、使用料収益の増収が期待できない状況です。施設の老朽化とともにその対策や新たな整備手法を検討する必要があります。