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福岡県粕屋町:公共下水道の経営状況(2022年度)

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収録データの年度

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経営比較分析表(2022年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

水洗化率

経営の健全性・効率性について

流動比率が伸び、類似団体平均値を大きく上回っている。債務に対し償還が確実に行えており、資金繰りは問題ないと考えられる。経常収支比率は類似団体平均値を上回り、100%も超えているため、経営状況は悪化している状況にはない。しかしながら、更新投資等に充てる財源の十分な確保には至らない状況にある。経費回収率が令和4年度において100%を超えている。当町は水循環再生下水道モデル事業を汚水事業で行っており、その経費がかかっているが、このモデル事業費を含めても、100%を超える経費回収率を維持できるよう、取り組みを継続する必要がある。面整備はほぼ終わり、水洗化率は96%超と高率なことから、使用料収入による収益の伸びは見込めないため、料金改定も視野に入れた中長期的な計画を策定し、将来の管渠更新等に備えた留保資金の確保が必要である。今後も引き続き維持管理費の削減に取り組む等、効率性の向上を図る必要がある。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

現在、法定耐用年数を超えた管渠等はないものの、年々老朽化は進んでいるため、将来の更新時期へ向けて、適切な投資計画を立てる必要がある。

全体総括

経常収支比率や流動比率が100%を超えており、現在の経営状況について、悪化している状況にはないと考えられる。しかし、水洗化率はすでに高い水準に達しており、収入の柱である下水道使用料の大幅な伸びは見込み難い。今後の人口の推移、将来に向けた管渠等の更新も見据え、バランスの取れた計画的な投資を行う必要がある。次期経営戦略の策定に向けモニタリングを行い、使用料金改定の検討も必要である。そのため、今後経営状況が悪化することないよう、上記の方策を通して、より効率的な経営を進めなければならない。

出典: 経営比較分析表,

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