鳥取県湯梨浜町：公共下水道の経営状況（2015年度）

収益的収支比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	47.09	49.65	49.35	41.49	38.24	38.69
類似団体内平均値（％）	70.2	71.94	71.21	74.93	76.97	76.17

企業債残高対事業規模比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	1660.39	1416.11	1658.15	1515.74	1457.95	1638.14
類似団体内平均値（％）	1415.48	1383.44	1287.83	793.33	775.41	900.6

経費回収率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	39.45	45.19	32.74	33.79	40.08	33.94
類似団体内平均値（％）	65.77	63.4	63.98	82.31	81.04	81.41

汚水処理原価

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（円）	418.05	362.95	507.57	493.81	427.93	505.72
類似団体内平均値（円）	229.76	233.31	233.12	199.18	201.26	199.16

施設利用率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
類似団体内平均値（％）	162.25	194.34	196.55	108.24	108.33	99.89

水洗化率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	96.36	96.92	96.82	96.92	97.96	98.1
類似団体内平均値（％）	83.57	83.48	83.89	91.25	90.75	90.04

経営の健全性・効率性について

整備がほぼ完成しており、管渠延長工事もほとんどなく、維持管理が業務の主体となっている。また、独自の処理場を保有せず、流域下水道への流入のみである。収益的収支比率は微増、企業債残高対事業規模比率は減少ぎみであったが、H27年度は大型事業に伴う起債をしたので、増加することとなった。経費回収率は減少、汚水処理原価は増加、水洗化率は若干増加した。汚水処理原価は、地理的条件による維持管理費のため、平均と比べ高い値で推移しています。

管渠改善率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015
当該団体値（％）	0.08	0.33	0.08	0.08	0.0	0.06
類似団体内平均値（％）	0.02	0.01	0.1	0.15	0.05	0.09

老朽化の状況について

一部の地域で管渠の老朽化が進んでいる現状を踏まえ、長寿命化計画により年次的に管渠改築（更生工法）を進めた。

全体総括

今後も、老朽化したポンプ場・マンホールポンプなどの更新を控えており、より一層の経営の健全化・効率性のためには、他の下水道３事業を含めた料金体系の見直しが必要である。また、近傍の農業集落排水処理施設との統合化の検討も必要である。さらには、契約・購入方法などを見直し、費用の削減に努める。