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和歌山県印南町:簡易水道事業の経営状況(2014年度)

🏠印南町

地方公営企業の一覧

簡易水道事業 末端給水事業 農業集落排水 個別排水処理


収録データの年度

📅2015年度📅2014年度

経営比較分析表(2014年度)

収益的収支比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

現在、印南町では簡易水道統合計画に基づいて、簡易水道を統合、上水道事業に移行するための簡易水道統合事業を実施している。それに伴い、財源となる企業債の残高が増加傾向にある。老朽管からの潜在的な漏水が多いとみられ、有収率が低い水準であるが、統合事業で布設替え等を実施していることから今後は改善が見込まれると考えられる。施設利用率については類似団体とほぼ同水準であるが、3割近い余剰能力があることから、今後は広域化やダウンサイジングを検討する必要があると考えられる。収益的収支比率、料金回収率、給水原価ともに類似団体と比較して良い水準にはあるが、今後適正な原価を把握し適切な料金を設定していく必要があると考えられる。

管路更新率

老朽化の状況について

簡易水道統合事業によって管路の布設替え等を実施しているため、類似団体と比較して高い水準にある。しかしながら、財源は企業債であり、残高が急激に増加しているため、今後はアセットマネジメント等を活用し、財源を確保しながら老朽管路を計画的に更新していく必要があると考えられる。

全体総括

上水道事業への移行に伴い、会計方式も現在の官公庁会計から企業会計に変更となる。現在、会計の移行に必要となる各種資料の作成、システム構築を実施しているところである。今後は公営企業会計により、水道事業に係る資産を正確に把握できることが期待され、水道料金の検討や施設更新の方法などを具体的に検討していく段階に入る必要があると考えられる。

出典: 経営比較分析表,

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