事業・施設概要
| 都道府県 | 大阪府 | 経営主体 | 交野市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 77,239人 |
| 現在給水人口 | 77,231人 | 給水区域面積 | 1,389ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率については、料金改定の実施による給水収益の増加や開発に伴う分担金の増加により、前年度より数値が改善したため全国平均・類似団体平均値を上回った。②累積欠損金比率については、過年度から発生はなく健全経営を継続している。③流動比率については、今年度、全国平均・類似団体平均値を下回った。これは市長部局に運用資金を繰り出したことにより現金預金が大幅に減少したため、数値が低下したものである。④企業債残高対給水収益比率については、料金改定の実施による給水収益の増加により、数値が減少したものの、全国平均・類似団体平均値と比較して高く、新浄水場の整備、第6次拡張事業などに伴う企業債残高の増加により、高い水準で推移している。⑤料金回収率については、料金改定の実施による給水収益の増加で、前年度より数値が増加した。⑥給水原価については、委託料や受水費等の費用の減少により、給水原価が減少した。⑦施設利用率については、全国平均・類似団体平均値と比べてやや低い水準となっているが、自己水と大阪広域水道企業団水の2系統を有していることが影響していると考える。⑧有収率については、全国平均・類似団体平均値より一定程度高く、施設の稼働が十分に収益につながっていると言える。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率については、全国平均・類似団体平均値と比べ低いものとなっている。これは新浄水場の整備、第6次拡張事業などにより、比較的新しい資産が増加している影響によるものと考える。②管路経年化率については、昭和40年半ば頃から上水道を普及する目的で急速に布設工事を進めてきたことから、本市の上水道管に占める経年管の割合が高く、全国平均・類似団体平均値と比較しても高い傾向にある。これは予算や管路工事に携わる職員数の減少の影響によるものと考える。③管路更新率については、全国平均・類似団体平均値と比べ、大幅に低い水準となっている。これは管路経年化率の問題と同様に、予算や管路工事に携わる職員数の減少の影響によるものと考える。
全体総括
経営の健全性・効率性については、累積欠損金がないものの、管路の更新工事や企業債の償還に加え、今年度は市長部局に運用資金を繰り出した影響により、現金が大幅に減少したため、流動比率が類似団体平均値を下回る結果となった。しかし、令和6年4月の料金改定の実施により、料金回収率が100%を上回るなど、経営状況の悪化に一定の歯止めがかかった。今後も人口の減少等による給水量の低下で経常収支比率、料金回収率の低下や給水原価の増加が予想されるため、今後も定期的な料金の見直し等、財政状況の改善を進めていく。また、老朽化の状況については、管路経年化率が全国平均・類似団体平均値よりも高い状況が続いているにも関わらず、管路更新率は他団体に比べ大幅に低い状況が続いている。令和5年度に更新した経営戦略を兼ねた交野市水道ビジョンを基礎として、管路更新計画に基づく管路更新を行い、改善を図っていく。
経営状況
収支構造
総額15.6億円
総額13.4億円