事業・施設概要
| 都道府県 | 三重県 | 経営主体 | 名張市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 75,701人 |
| 現在給水人口 | 75,441人 | 給水区域面積 | 5,116ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は過去に実施した施設等大規模更新により、H30年度から減価償却費や企業債支払利息など経常費用が増大し100%を下回っています。R4年度は赤字幅がさらに拡大しており、経営改善に向けた取り組みが必要です。②累積欠損金は発生していません。③流動比率は、類似団体の平均値を上回っており、1年以内に支払うべき債務に対して、十分な現金等がある状況を示しています。④企業債残高対給水収益率は、R2年度まで減少傾向でしたが、R3年度より水道管路耐震化事業に関する起債を発行しており、R4年度においても増加しています。ただ、類似団体と比べ低い数値となっています。⑤料金回収率は100%を下回る年度が続いている上に低下傾向にあり、給水に係る費用を給水収益で賄えるよう経営改善していく必要があります。⑥給水原価は、コロナ禍・世界情勢の変化による原油価格の高騰・物価高の影響を受け、大きく増加しました。ただ、支払利息等が少ないため、数値は類似団体より低くなっています。⑦施設利用率は、人口減少の影響や節水技術の向上により配水量は減少傾向であり、給水能力に余裕がある状況となっています。⑧施設の稼働が収益につながっているか判断する指標の有収率は、計画的に漏水調査並びに老朽管の更新工事を進めており、昨年度より減少したものの類似団体と比べ高い数値を維持しています。
老朽化の状況について
①R4年度の有形固定資産減価償却率は55.98%であり、保有資産が法定耐用年数の半分以上を経過していることを示しています。数値は上昇傾向にあり、類似団体と比べ高い数値となっています。②法定耐用年数を超えた管路延長の割合を表す管路経年化率のR4年度の数値は42.08%で、大きく増加したR3年度より微増となりました、類似団体に比べかなり高い水準となっています。③第2次名張市水道ビジョンに基づき管路の更新・耐震化を推進しています。R4年度の管路更新率は0.88%であり、類似団体平均値を上回っています。R3年度に大きく増加した管路経年化率が増加傾向となっていることから、引き続き更新投資を継続していく必要があります。
全体総括
現在、令和3年度から令和12年度を計画期間として策定した第2次名張市水道ビジョン、名張市水道事業経営戦略に基づき、安全で安定した水道水が供給できるよう老朽化施設・老朽管の更新や耐震化に取り組んでいます。R3年度から経年化率が大きく増加した管路をはじめとする老朽化施設の更新需要は今後さらに増加していき、また人口減少や節水技術の進展により給水量が減少していく傾向は続くものと想定されます。こうした状況の中、中長期的な視点のもと、水道料金の適正化等による経常収支比率・料金回収率の改善、また企業債、国県補助金も活用した老朽化施設の更新の効率化等に取り組み、持続可能な事業運営を実施していきます。
経営状況
収支構造
総額17.0億円
総額18.5億円