施設及び業務概要等
| 基本情報 | |||
|---|---|---|---|
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 常滑市 |
| 病院名 | 常滑市民病院 | 法適用区分 | 条例全部 |
| 業種名・事業名 | 病院事業 | 病院区分 一般病院、結核病院、精神科病院の別です。 | 一般病院 |
類似区分 一般病院のみ病床数により区分します。結核病院と精神科病院は、病院区分と同じ値が入力されます。 | 200床以上300床未満 | 管理者の情報 管理者を設置している場合に、当該管理者の職歴を記載する項目です。 | 管理者設置 |
経営形態 直営又は指定管理者制度導入の別です。 | 診療科数 標榜している診療科目数です。 | 26科 | |
DPC対象病院 診断群分類別包括評価制度(Diagnosis Procedure Combination)の対象であるかを示します。総務省「経営比較分析表の基本情報」では「DPC対象の有無」と定義されています。 | 特殊診療機能 総務省様式で、実施している項目を示します。 | 人間ドック、人工透析、運動機能訓練室、がん(放射線)診療 | |
指定病院の状況 総務省様式で、指定されている項目を示します。 | 救急告示病院、臨床研修病院、感染症指定医療機関、病院群輪番制病院 | 人口 当該地方公共団体の当該年度中1月1日現在の住民基本台帳人口です。 | |
| 施設概要 | |||
建物面積 病院施設の延面積です。 | 22,800m² | 不採算地区病院 不採算地区病院該当の有無です。 | 非該当 |
不採算地区中核病院 不採算地区中核病院該当の有無です。 | 非該当 | 看護配置 病棟単位で届け出られている入院基本料の施設基準に係る看護配置です。経過措置により新たな届出を要しないものを含みます。 | 10:1 |
許可病床(一般) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、一般病床です。 | 264床 | 許可病床(療養) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、療養病床です。 | 0床 |
許可病床(結核) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、結核病床です。 | 0床 | 許可病床(精神) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、精神病床です。 | 0床 |
許可病床(感染症) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、感染症病床です。 | 2床 | 許可病床(合計) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数の合計です。 | 266床 |
最大使用病床(一般) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における一般病床の最大使用病床数です。 | 226床 | 最大使用病床(療養) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における療養病床の最大使用病床数です。 | 0床 |
最大使用病床(施設全体) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における施設全体の最大使用病床数です。 | 226床 | ||
| 業務概要 | |||
| 入院診療日数 | 366日 | 年延入院患者数 毎日24時現在の在院患者数と、当日の退院患者数を加えた人数の年度合計です。 | 68,455人 |
| 外来診療日数 | 243日 | 年延外来患者数 | 111,425人 |
| 職員数 | 591人 | ||
注:施設・病床・患者数・指定状況は、e-Stat「地方公営企業決算状況調査」の病院別データを基本とした。項目構成と用語の定義は、総務省「経営比較分析表の基本情報」及び「経営指標の概要(病院事業)」に準拠している。点線の下線がある用語を選択すると定義を表示する。
地域において担っている役割
当院は、常滑市唯一の入院施設を持つ病院として急性期患者に対応するため、急性期医療の提供を続けながら、回復期リハ、地域包括ケア病棟を持つケアミックス型の病院である。平成29年度からは病院事業として訪問看護ステーションを運営しており、病院から在宅へスムーズに移行できるよう、地域包括ケアシステムの中核としての役割を果たしている。また、国内4番目となる特定感染症指定医療機関の指定を受け、未知の感染症の蔓延を水際で防ぐ役割を担い、検疫所及び警察との連携のもと受け入れ可能な準備が整っている。令和7年4月の半田市立半田病院との経営統合では、急性期医療の一部を半田病院に集結することで回復期リハ、地域包括ケア医療の提供をより一層充実させ、同院からの下り搬送を積極的に受け入れて重症患者の受入体制を確保するなど、知多半島の医療の中核を担う病院として互いの強みを生かし、急性期から回復期まで切れ目のない医療を安定的に提供していく。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、経営強化プランの取組等により患者数・救急受入数が増加したことで前年度から医業収益が大幅に改善したものの、新型コロナ関連補助金の縮小が大きく影響して経常収支で赤字となり、結果として前年度より悪化した。②医業収支比率は、人事院勧告に伴う職員給与のベースアップ等による人件費上昇、物価高騰に伴う薬品費及び診療材料費増加により費用が増加したが、医業収益の改善を受けて増加に転じ、③修正医業収支比率も同様に増加した。④病床利用率は、回復期病棟の稼働率向上や救急からの入院受入の促進などにより増加傾向である。⑤入院患者1人1日当たり収益は、年延入院患者数・診療単価ともに増加し、⑥外来患者1人1日当たり収益も診療単価向上により増加した。⑦職員給与費対医業収益比率は、前年度と比較してベースアップや手当の新設により給与費自体は増加したものの、医業収益改善により減少した。⑧材料費対医業収益比率は、物価高騰による影響は大きかったものの、⑦同様、前年度比で医業収益が増加したことにより大幅な減少に転じた。
医業費用及び医業外費用に対する、医業収益及び医業外収益の割合で、通常の病院活動による収益状況を示します。算出式は「経常収益 ÷ 経常費用 × 100」です。
類似団体内順位60位/ 82団体
病院の本業である医業活動から生じる医業費用に対する医業収益の割合です。公営企業の算出式は「医業収益 ÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位31位/ 82団体
医業費用に対する修正医業収益の割合です。公営企業の算出式は「(入院収益+外来収益+他会計負担金を除くその他医業収益)÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位27位/ 82団体
病院施設が有効に活用されているかを判断する指標です。算出式は「年延入院患者数 ÷ 年延病床数 × 100」です。
類似団体内順位30位/ 82団体
入院患者への診療及び療養に係る収益について、入院患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「入院収益 ÷ 年延入院患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位44位/ 82団体
外来患者への診療及び療養に係る収益について、外来患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「外来収益 ÷ 年延外来患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位16位/ 82団体
医業収益の中で職員給与費が占める割合です。算出式は「職員給与費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位41位/ 82団体
医業収益の中で材料費が占める割合です。算出式は「材料費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位27位/ 82団体
医業収益に対する累積欠損金の状況を示します。公営企業の算出式は「累積欠損金(当年度未処理欠損金)÷ 事業の規模(医業収益)× 100」です。
類似団体内順位76位/ 82団体
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率については、類似病院平均値よりも低い結果となったが、新病院建設(平成26年度)から10年ほど経過したことによる老朽化医療機器の整備により、年々上昇傾向である。②器械備品減価償却についても、類似病院平均値よりも低いものの、前述の理由に加え、令和4年度に整備した婦人科ウィメンズセンター関連医療機器や「ダビンチサージカルシステム」等の減価償却開始より、昨年度比で大幅に増加している。③1床当たりの有形固定資産については、昨年度から微増し、類似病院平均値と同等の数値となっている。半田市立半田病院との経営統合に伴う機能分担による診療科の調整もある中で、新法人全体として医療機器整備を計画的に進めている段階であり、近年の資産増加は統合後の収益増加のための前向きな投資であるといえる。
償却対象となる有形固定資産の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「有形固定資産減価償却累計額 ÷ 償却対象資産の帳簿価格 × 100」です。
類似団体内順位10位/ 82団体
有形固定資産のうち医療器械備品の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「器械備品減価償却累計額 ÷ 器械備品の帳簿原価 × 100」です。
類似団体内順位19位/ 82団体
1床当たりの有形固定資産の保有状況を示します。算出式は「償却対象となる有形固定資産の帳簿原価 ÷ 年度末病床数(合計)× 1,000」です。
類似団体内順位47位/ 82団体
全体総括
病院事業に多大な影響を及ぼしてきた新型コロナウイルス感染症について、令和5年5月に5類感染症に移行したことにより国の医療提供体制は大きく転換することとなった。これに伴い、病床確保料を始めとする補助金や診療報酬特例が縮小され、コロナ禍で伸び悩んだ一般診療の患者数を確保することを喫緊の課題として、令和4年度末に策定した「常滑市病院事業経営強化プラン」に基づき、半田市立半田病院との連携による回復期病床への患者受入強化や、地域のクリニック等からの紹介依頼などに取り組んでいる。こうした取組により、医業収益は回復しつつあるものの、コロナ以前に復調したとは言い難い状況である。こうした中、半田市立半田病院との地方独立行政法人化による経営統合を令和7年4月に控え、現状の厳しい経営状況を踏まえて診療機能分担を進め、経営資源の最適配分を目指して、両病院で協議を重ねているところである。円滑な法人移行のため一層両病院の連携を強化するとともに、医業収益改善や不断の経費の見直しにより、引き続き病院経営改善に取り組む。
経営状況
収支構造
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書に基づき、総収益を医業収益、医業外収益、特別利益に分け、入院・外来収益、他会計負担金、補助金、長期前受金戻入などの内訳を示しています。
総額68.1億円
収益区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書と「費用構成表」に基づき、職員給与費、薬品費、その他医療材料費、減価償却費、光熱水費、修繕費、委託料、支払利息などの内訳を示しています。
総額74.6億円
費用区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
医業損益、医業外損益、経常損益、特別損益、純損益の関係です。各損益は収益から対応する費用を差し引き、利益を正、損失を負で示します。
注記:類似病院平均は同年度・同一類似区分の有効データによる独自集計。
利用状況
職員配置・給与の状況
100床当たり常勤職員数
平均給与月額
注記:用いた表:e-Stat「地方公営企業決算状況調査」表25・66(職種別給与)、表27・67(経営分析)。