事業・施設概要
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 一宮市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A1 | 行政区域内人口 | 377,661人 |
| 現在給水人口 | 377,591人 | 給水区域面積 | 11,382ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
・①経常収支比率は高額な施設更新工事の完了により減価償却費が増加したため、令和4年度より低下し100%を下回るようになった。類似団体平均値よりさらに低くなっている。⑥給水原価については良質な自己水源の活用から類似団体平均値より低い数値となっているが、①経常収支比率と同様の理由から令和4年度より増加した。・⑤料金回収率は令和5年度も水道基本料金無料化事業を実施したことにより100%を下回っている。令和4年度より対象期間が短いため料金回収率が増加しているが、類似団体平均値より低い状況が続いている。・④企業債残高対給水収益比率は類似団体平均値より高くなっている。これは低い水道料金設定のため給水収益が低いことが要因と思われる。令和5年度も水道基本料金無料化事業を実施したが、令和4年度より対象期間が短いため給水収益が増加し令和4年度より比率が減少した。今後も地震対策や老朽化対策などの事業が増加し、主たる財源として企業債の借入が必要となるため、企業債残高が適正な水準となるよう留意する必要がある。・③流動比率については200%を下回っており、類似団体平均値よりも低い値を示している。留保資金を財源とした更新工事や支障移設工事により預金が減少して令和4年度よりも減少した。更なる減少とならないか今後も注視していく必要がある。・⑦施設利用率は効率的な施設運用のため、一部水源地の運転を停止したことで施設能力が減少し、施設利用率が増加した。類似団体平均値よりも高く施設が効率的に稼動できていることがわかる。・⑧有収率は漏水や赤水等が増加したため令和4年度よりも減少し、類似団体平均値よりも低い値となった。今後も管路の修繕工事や改良工事により、漏水による不明水減少に努めていく。
老朽化の状況について
・①有形固定資産減価償却率は高額な佐千原浄水場中央監視装置の更新、第2ポンプ棟の電気設備等の設置が完了したことにより、令和4年度よりも減少し、類似団体平均値よりさらに低い値となった。・③管路更新率は、現在の経営状況では改良工事に投資できる資金が十分でなく、償却に見合った工事ができていないことに加え、施設の改良工事を優先して行っているため、類似団体平均値よりも低い値となった。また、同様の理由から②管路経年化率についても類似団体平均値よりも高い値となった。・AIによる管路の劣化診断結果を基に、効率的な更新を行っていく。
全体総括
・固定資産の状況としては類似団体平均値と大きな差は無いが、経年化率は年々上昇しているため管路、施設共に計画的な更新が必要となってくる。しかし、経常収支比率、料金回収率共に類似団体平均値よりも低い状況であり、企業債残高対給水収益比率では類似団体平均値より高くなっている。今後の設備投資を十分に行っていくために、令和6年10月1日に料金改定を実施したことで、経常収支比率、料金回収率の改善が見込まれる。今後も将来を見据えた事業の見直しや経費削減を継続し、持続可能な水道事業経営へと繋げていく。
経営状況
収支構造
総額49.9億円
総額49.1億円