事業・施設概要
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 一宮市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A1 | 行政区域内人口 | 379,538人 |
| 現在給水人口 | 379,480人 | 給水区域面積 | 11,382ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
・①経常収支比率は動力費や資産減耗費が増加したため令和3年度より低下し、100%を超えてはいるが類似団体平均値より低くなっている。これは自己水源比率が高く水質も良好であるため費用が抑えられ⑥給水原価が類似団体平均値より低く、それらにより水道料金が低く設定されていることが要因と思われる。⑥給水原価についても①経常収支比率と同様の理由から令和3年度より増加した。⑤料金回収率は水道基本料金減免事業を実施したことにより100%を下回り、類似団体平均値より低くなっている。・④企業債残高対給水収益比率は類似団体平均値より高くなっている。これは低い水道料金設定のため給水収益が低いことが要因と思われる。企業債残高が増加したことに加え、給水収益が水道基本料金減免事業を実施したことにより減少したため、令和3年度より比率が増加した。今後も地震対策や老朽化対策などの事業が増加し、主たる財源として企業債の借入が必要となるため、企業債残高が適正な水準となるよう留意する必要がある。・③流動比率については200%を下回っており、類似団体平均値よりも低い値を示している。また、過年度未払金が増加したため、令和3年度よりも減少した。更なる減少とならないか今後も注視していく必要がある。・⑦施設利用率は類似団体平均値よりも高く施設が効率的に稼動できていることがわかる。・⑧有収率は漏水や赤水等が増加したため令和3年度よりも減少し、類似団体平均値よりも低い値となった。今後も管路の修繕工事や改良工事により、漏水による不明水減少に努めていく。
老朽化の状況について
・①有形固定資産減価償却率は佐千原浄水場の中央監視設備の更新が完了したため令和3年度よりも減少し、類似団体平均値よりも低い値となった。・③管路更新率は、現在の経営状況では改良工事に投資できる資金が十分でなく、償却に見合った工事ができていないことに加え、施設の改良工事を優先して行っているため、類似団体平均値よりも低い値となった。また、同様の理由から②管路経年化率についても類似団体平均値よりも高い値となった。・今後は、令和3年度より実施しているAIによる管路の劣化診断結果を基に、より効率的な更新を行っていく。
全体総括
・固定資産の状況としては類似団体平均値と大きな差は無いが、経年化率は年々上昇しているため管路、施設共に計画的な更新が必要となってくる。しかし、経常収支比率、料金回収率共に類似団体平均値よりも低い状況であり、企業債残高対給水収益比率では類似団体平均値より高くなっている。したがって、今後の設備投資を十分に行っていくために、令和4年度に見直した経営戦略を踏まえた投資や維持管理を行い経営改善を図っていく。また、毎年度経営戦略のモニタリングを行い経営の健全性等の確認をしていく。・令和6年10月1日に料金改定が行われることが決定したが、今後も将来を見据えた事業の見直しや経費削減を継続し、持続可能な水道事業経営へと繋げていく。
経営状況
収支構造
総額49.9億円
総額49.3億円