事業・施設概要
| 都道府県 | 福井県 | 経営主体 | 美浜町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 8,753人 | 現在処理区域内人口 | 2,055人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,856人 | 現在処理区域面積 | 102ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,077m³/日 | 下水管布設延長 | 28km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率及び⑤経費回収率からみると、本町の農業集落排水処理施設は、使用料収入が低く汚水処理費用を賄うことができていない。そのため、地方債元利償還金や維持管理費の一部を一般会計からの繰入金として受け入れることで経営を維持している状況である。今後、人口減少等により使用料収入の減少や設備更新投資の増加が想定されることから、料金改定の検討や維持管理費用の削減等、経営改善に向けた取組が必要である。⑥汚水処理原価については、類似団体平均値を上回っていることから、投資の効率化や維持管理費等の削減といった経営改善が必要である。④企業債残高対事業規模比率については、類似団体平均値より低い状況が近年続いているが、これは企業債残高が年々減少しているためである。しかしながら、供用開始から年数が経過しており、更新費用等が嵩んできているため、今後は料金改定を含めた使用料収入の確保や更新計画の見直し等を行い、経営改善を図る必要がある。⑦施設利用率については、類似団体平均値より高い状況ではあるが、今後汚水処理人口の減少により施設利用率が低下することが想定されるため、一層の加入者増加に努める必要がある。⑧水洗化率については、類似団体平均値を下回っており、今後も継続して啓発活動を行い水洗化率の向上を図る。
老朽化の状況について
昭和59年度から事業に着手、令和4年度末現在6集落の施設が稼働しており、最も経過している管渠の経過年数は39年、処理施設では37年となっているが、現状として管渠については、更新・老朽化対策は実施していない。また、処理場施設については機械・電気設備等の老朽化に伴う修繕等が近年多くなってきているが、応急的な対応しか出来ていないのが現状である。今後は、ストックマネジメント計画に基づき計画的に設備の修繕や更新を行い、適切に対応していく必要がある。
全体総括
現在、農業集落排水処理施設の整備は完了しており、町による住宅団地等の整備も行われてきた。しかし、人口減少等による使用料収入の減少や施設等の老朽化に伴う更新需要の増大が大きな課題となっている。こうした中で、短期的な対策として接続促進の強化が重要であり、中長期的な対策として料金改定による使用料収入の確保はもとより、将来的な施設の更新を見据え、ストックマネジメント計画に基づき、計画的な点検・更新等により適切な維持管理を行いトータルコスト削減に努める必要がある。一方で、今後想定される人口減少を鑑み、町全体の下水道計画区域の見直しを含め、効率的な下水道整備を進めていくことが重要である。
経営状況
収支構造
総額1.0億円
総額6,056.9万円