事業・施設概要
| 都道府県 | 石川県 | 経営主体 | 白山市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 112,356人 |
| 現在給水人口 | 96,736人 | 給水区域面積 | 5,619ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率については黒字を示す100%以上を維持しているが、直近4か年は低下が続き、当年度においては類似団体平均からも乖離が拡大した。近年の物価高騰を反映した給水原価の上昇傾向や、有収率の低下傾向も勘案すると、遠くない将来に100%を下回り、赤字となることが懸念される。また、料金回収率についても類似団体平均を下回り、100%を割り込む状況が続いているところ、前記のような懸念材料を踏まえると、何らかの方策を講じなければ、今後一層悪化することは想像に難くない。加えて、給水収益に対する企業債残高は類似団体と比較しても相当高い水準にあり、それらの償還に要する費用は今後長期にわたって固定的経費となることで、企業財政を硬直化させることが見込まれる。施設利用率は、近年の民営簡易水道統合事業により類似団体平均程度の水準には達しているものの、頭打ちとなっている状況がうかがえる。
老朽化の状況について
管路経年化率は類似団体よりも低い水準であるが、耐震化等の優先すべき事業の実施と合わせて、老朽化施設の更新も着実に進めていく必要がある。今後は経営の健全性も考慮しながら、アセットマネジメントの強化などにより効率的な更新を進める必要がある。
全体総括
本市は従前より給水原価が比較的低廉であったことから、長きにわたって料金改定を行ってこなかった。給水原価は安いに越したことはないものの、施設維持のための計画的修繕のような、真に必要な経費が参入されていないのだとすれば、それは実態と乖離した指標に他ならないものとなる。公営企業を取り巻く環境は、昨今の情勢において厳しさが増してきている。施設老朽化の進行に伴い、更新・改良等の資金需要が増嵩するため、アセットマネジメントの強化と併せて、安定的な企業経営のため、更なる経費の縮減と、「選択と集中」による効果的な投資、そしてその財源を裏付けるための料金改定が喫緊の課題である。
経営状況
収支構造
総額16.6億円
総額16.0億円