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石川県小松市:末端給水事業の経営状況(2015年度)

🏠小松市

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経営比較分析表(2015年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

水道事業の収入については、少子高齢化や節水意識の高まりから減少していくことが見込まれ、より効率的な施設の更新やライフサイクルコストを意識したインフラの整備の必要性が高まっています。このような社会的要求のなか、直近5年間の経常収支比率は、いずれも100%を超えており安定的に健全経営を行うことができています。一方で、低い施設利用率については、石川県水、川北水系、上清水水系の3つの水源を持っている小松市の特殊性の一旦であり、震災や渇水に強いという側面もありますので、この部分は残しながら施設のダウンサイジングを検討し施設利用率が向上できるよう努めて参ります。また、有収率については、全国的に見ても高い水準を維持していることから、今後も漏水対策に努め高い収益性を維持していきたいと考えています。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

過去5年間の管路経年化率は3%~5%台と低い値で推移しているものの、今後10年間では法定耐用年数を経過するものが多く存在しており上昇傾向が続くことが見込まれます。今後の管路更新には多くの費用が発生することが見込まれ、また給水収益が減少していくなかでより効率的なアセットマネジメントが要求されています。平成27年度に策定した小松市管網更新計画により無理の無い効率的なアセットマネジメントを行うべく努めているところです。

全体総括

先にも述べたように今後の水道事業は、より一層の収益性の低下が見込まれます。今後は、収益性が低下することによる料金単価の上昇や資金不足による老朽度の上昇を招くことなく、安全安心をテーマに持続可能な水道事業を行う必要があります。それには、より一層の経営の効率化は勿論のこと、包括的民営化や広域化の推進など様々な対策が求められています。既存の考え方にとらわれることなくあらゆる可能性にチャレンジしていきます。

出典: 経営比較分析表,

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