事業・施設概要
| 都道府県 | 富山県 | 経営主体 | 滑川市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D1 |
| 行政区域内人口 | 32,409人 | 現在処理区域内人口 | 16,670人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 13,409人 | 現在処理区域面積 | 631ha |
| 晴天時現在処理能力 | 0m³/日 | 下水管布設延長 | 187km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①新規の管渠築造が継続中であることを背景に下水道使用料が増加していること等から、経常収支比率は上昇傾向にあり、100%以上を維持しています。ただし収益には一般会計からの繰入金が含まれているため引き続き経営改善に努める必要があります。③流動比率は100%を上回っていますが、施設の老朽化に伴う突発的な事後保全が相次ぐなどし、前期比では悪化しています。引き続き企業債残高に留意し、事業の実施に努めます。④企業債残高対事業規模比率は、地理的要因などにより、建設事業費が嵩んだことや、資本費平準化債を可能限度額まで起債していることなどが原因で、平均を上回っていると考えられます。⑤経費回収率は100%で推移していましたが、物価の高騰を背景とする収益的支出の増加等により、100%を割り込みました。使用料で賄うべき経費は概ね使用料で賄うことができていますが、今後は急速な人口減少に伴う需要減が見込まれることから、料金改定などを検討していく必要があります。⑥汚水処理原価は、全国平均を下回る値となっていますが、現在も未整備区域の整備を進めていることから、今後は高くなることが見込まれます。⑦施設利用率は、公共下水道でまとめて計上しているため、数値がありません。⑧水洗化率は、現在整備が進行中で、普及人口が増加しているため、早期の改善は難しい状況ですが、引き続き下水道未接続世帯への啓発活動に取り組むことで改善を図り、使用料収入の確保に努めます。ただし、これらの経営指標は、浄化センターの建設や改築更新費を、全て公共下水道に計上しているため、見かけ上経営の健全性がより高い数値となっている点に留意が必要です。
老朽化の状況について
①減価償却率については、事業開始が、他の団体に比べ遅かったことから、低い数値になっています。②管渠老朽化率は、法定耐用年数を経過した管渠がないため、0%となっています。③管渠改善率は、先に述べたように耐用年数を経過した管渠がなく、令和5年度は更新・老朽化対策を行わなかったため、0%となっています。今後は、下水道施設を一体的に捉えたストックマネジメント計画に基づき、計画的な改築更新を行うことで、更新投資の効率化と平準化に努めます。
全体総括
特定環境保全公共下水道は、未整備区域の整備を進める一方で、今後は老朽化した施設の改築更新等による設備投資の増加が見込まれ、それに伴う企業債の償還金や支払利息も引き続き多額に上ると見込まれます。一方、使用料収入は、急速な人口減少や節水器具の普及などにより、大幅な増収は見込めないほか、近年の物価高騰や職員給与費の上昇による営業費用の増加もあり、今後も厳しい経営状況が続きます。H30年度から、地方公営企業法を適用したことから、今後は、経営状況をより的確に把握し、適切な使用料の設定や、効率的な維持管理による経費節減、更新投資の平準化と経費節減に取り組み、経営改善に努めます。経営戦略の策定状況:H29年3月策定済R03年3月改定済R08年3月中間見直し
経営状況
収支構造
総額5.4億円
総額4.3億円