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地方財政ダッシュボード

東京都羽村市の財政状況(2016年度)

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地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2016年度)

財政力指数の分析欄

包括算定経費(人口)や地域経済・雇用対策費が減少したことなどから基準財政需要額が減少し、市民税法人税割や市民税所得割が減少したことなどから基準財政収入額が減少したが、基準財政需要額と基準財政収入額との差引きでは2億円超の財源超過となったことから、前年度に引き続き普通交付税の不交付団体となった。過去3年間平均の財政力指数は、前年度比で0.024ポイント増の1.009となった。また、財政力指数(単年度)は、前年度比で0.007ポイント減の1.024となった。今後も、経常的経費の削減、歳入の確保、事務事業の見直しなどに取り組み、より安定的で健全な財政運営に努めていく。

経常収支比率の分析欄

前年度比で6.8ポイント増の103.5%となった。これは、比率算定の分子となる経常経費充当一般財源が、扶助費や繰出金の増加などにより、前年度比で1.3ポイント増となったことに加えて、算定の分母となる経常一般財源等が前年度比で-5.3ポイント減となったことによるものである。経常一般財源等の減は、円高による輸出関連企業の収益環境の悪化や税制改正による法人税割の一部国税化の影響から市税や地方消費税交付金が減少したことなどによる。今後も少子高齢社会を背景に、扶助費などの経常的経費の増加が見込まれることから、行財政改革を通じ、効率的な財政運営を図り比率の改善に努めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については、委員等報酬や一般職給料等が増加したものの、退職手当組合負担金や議員共済会負担金が減少したことなどにより、減少した。物件費については、街路照明施設維持管理費の電気料や消防団出動費(費用弁償)が減少したものの、はむらの魅力発信・知名度向上に係る広告料や土地価格調査委託料が増加したことなどにより、増加した。また、分母となる人口が前年度比で減少したため、結果として人口1人当たり人件費・物件費等は、前年度比で3,507円増の118,494円となった。今後も事務事業の総点検を行い、事業の必要性、効率性、効果性、緊急性を精査し、見直しを進めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度比で0.7ポイント増の101.8となった。全国市平均との比較では2.7ポイント上回っており、東京都26市平均(100.3)との比較では1.5ポイント上回っている。給与制度に関して、査定昇給制度を新たに導入し、平成29年度より職責・能力・業績を昇給に反映させた給与体系としている。また今後、昇給停止年齢を引き下げる取り組みを予定している。今後とも、東京都などの動向を注視し、民間企業における給与水準との均衡を図るなど、職員給与の適正化に努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成30年度までを目標年次とした「定員管理適正化計画」(改訂版)に則り定数管理を行っている。今年度、シティープロモーションなど地方創生施策の推進、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取組み、新公会計制度改革への対応など、新たな行政需要に対する執行体制の整備を行った結果、人口千人当たり職員数は、前年度比で0.12人増の6.05人となった。今後、既存事務事業の再検証を行い、サービス水準を低下させないことを基本に、多様な雇用形態の活用や官民連携による手法等を推進し、計画に定めた目標値を達成できるよう職員定員数の適正化に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

元利償還金等から控除される算入公債費等が減少したことなどから、前年度と比較して比率の分子が増加し、単年度では前年度比0.8ポイント増の2.3%となった。3ヵ年平均についても、前年度比0.5ポイント増の1.5%となった。今後、都市基盤整備のための市債の発行に伴う公債費の増加が見込まれることから、より一層計画的な財政運営に取り組んでいく。

将来負担比率の分析欄

地方債残高の増加や債務負担行為に基づく支出予定額の増加などにより、将来負担額は増加したものの、充当可能財源等を控除した分子はマイナスとなり、将来負担比率は前年度に引き続きなしとなった。今後、都市基盤整備に伴う市債の発行が見込まれることから、この比率を注視して財政運営に取り組んでいく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)

人件費の分析欄

退職手当組合負担金等が減少したものの、委員等報酬、一般職給料等が増加したことにより、前年度比で1.5ポイント増の26.8%となった。類似団体平均と比較して、3.8ポイント上回っているため、「定員管理適正化計画」(改訂版)に基づき、引き続き定員数の適正管理を行うとともに、人件費の抑制に努めていく。

物件費の分析欄

街路照明施設電気料、消防団出動費(費用弁償)の減少などにより経常収支比率に係る物件費は減少しているものの、経常収支比率を計算する際の分母となる経常一般財源等が前年度と比較して減少したことから、物件費に係る経常収支比率は前年度比で0.8ポイント増の16.8%となった。類似団体平均との比較では、ほぼ同水準の数値となっている。羽村駅西口土地区画整理事業や、動物公園、スイミングセンターなどの独自施設の維持管理費等を含め、今後も事務事業の総点検を行い、事業の必要性、効率性、有効性、緊急性を精査し、見直しを進めていき、物件費の抑制に努めていく。

扶助費の分析欄

国が定める公定価格の上昇に伴い私立保育園保育委託料や施設型給付費等が増加したことや、障害福祉サービス費などの増加により、前年度比で2.2ポイント増の19.6%となった。子育て支援、高齢者福祉、障害者福祉の各分野において、市独自の施策が充実していることから、類似団体平均と比較して、引き続き高い水準にある。様々な福祉施策について持続可能なものとして再構築を図るよう、制度のあり方の検討、見直しに努めていく。

その他の分析欄

介護保険事業会計や後期高齢者医療など特別会計への繰出金が増加したことや、羽村市自然休暇村や博物館の施設修繕料の増加などにより維持補修費が増加したことから、前年度比で1.5ポイント増の13.6%となった。類似団体平均との比較では、引き続き低い水準で推移している。今後も、「公共施設等総合管理計画」及び「公共建築物維持保全計画」に基づき、公共施設の維持補修を計画的かつ効果的に行うとともに、各特別会計において受益者負担の適正化を推進し、数値の抑制に努めていく。

補助費等の分析欄

西多摩衛生組合負担金、常備消防都委託金の減少などにより経常収支比率に係る補助費等は減少しているものの、、経常収支比率を計算する際の分母となる経常一般財源等が前年度と比較して減少したことから、補助費等に係る経常収支比率は前年度比で0.4ポイント増の16.3%となった。市民等に対する補助交付金が充実していることや一部事務組合における処理事務が多いことなどから、類似団体平均との比較では、高い数値で推移している。引き続き、財政支援を行う団体について、団体を取り巻く環境、経営状況などを分析、検証し、財政支出の見直しを図るなどの検討を進めていく。

公債費の分析欄

既往債の償還が進んいるものの、前年度比で0.4ポイント増の10.4%となった。これは、経常収支比率を計算する際の分母となる経常一般財源等が前年度と比較して減少したことによるものである。前年度までに引き続き、類似団体平均、全国平均のいずれと比較しても低い数値となっている。今後、市の発展に不可欠な区画整理事業に伴う市債の発行が見込まれることから、一層計画的な財政運営に努め、公債費が大きく増加することのないよう取り組んでいく。

公債費以外の分析欄

扶助費などが増加したことや、経常収支比率を計算する際の分母となる経常一般財源等が前年度と比較して減少したことから、公債費以外に係る経常収支比率は前年度比で6.4ポイント増の93.1%となった。前年度までに引き続き、類似団体平均、全国平均、東京都市町村平均を上回る高い水準にある。今後も少子高齢社会を背景に、扶助費などの経常的経費の増加が見込まれるが、行財政改革を通じて効率的な財政運営を図り、数値の改善に努めていく。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

住民一人当たりのコスト(目的別)のうち、民生費は前年度比で1,685円(0.9%)減の179,843円で、類似団体内順位は全93団体中7位となっている。これは扶助費、補助費等、繰出金の増加などに伴うものであり、類似団体平均を大きく上回る水準で推移している。また、土木費は、羽村駅西口土地区画整理事業費の増加などにより前年度比で17,234円(55.4%)増の48,362円となっており、類似団体平均を上回った。教育費についても、小学校校舎大規模改造工事の実施などにより前年度比で10,290円(25.1%)増の51,266円となっており、類似団体平均を上回った。一方、農林水産業費は559円で、引き続き、類似団体平均を大きく下回る水準で推移している。また、公債費は前年度比で187円(0.9%)減の21,209円となっており、引き続き、類似団体平均を大きく下回って推移している。その他、消防費は、前年度比で2,482円(15.6%)減の13,444円となっており、類似団体平均を下回っている。今後も、少子高齢社会を背景に、子育て支援、高齢者福祉、障害者福祉の各分野における財政需要が拡大し、民生費が増大することが見込まれる。これまで以上に、行財政改革を推し進め、財源の選択と集中に努めることで、効率的な財政運営を行っていく。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

住民一人当たりのコスト(性質別)のうち、公債費は前年度比で287円(1.3%)減の21,209円となった。これは、既往債の償還が進んでいるためであり、引き続き、類似団体平均を大きく下回って推移している。また、普通建設事業費は前年度比で14,847円(59.1%)増の39,979円となったものの、類似単体平均を大きく下回って推移してい(る。一方で、扶助費は前年度比3,878円(3.4%)増の117,279円となり、類似団体内順位は全93団体中4位となっている。経年比較をみても、類似団体平均を大きく上回って推移している。また、補助費等は前年度比で337円(6.4%)減の52,1218円となり、引き続き、類似団体平均を上回って推移している。この他、繰出金は前年度比で180円(0.4%)減の43,2700円で、類似団体平均を上回った。同様に、積立金についても、前年度比で2,200円(13.7%)増の18,258円で、類似団体平均を上回った。公共施設やインフラ資産の老朽化の進行により、今後の普通建設事業費の拡大が予想されることから、より一層扶助費や補助費等の抑制に努めるとともに、整理統合等による施設の最適化を図って、普通建設事業費や維持補修費の削減に努め、持続的な財政運営を行っていく。

実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)

分析欄

財政調整基金残高については前年度と比較して減少し、標準財政規模比では8.42ポイント減少した。また、積立金取崩し額が前年度と比較して増加したことなどから、実質単年度収支についてはマイナスとなった。これらは、年度間の財源調整を図る必要から、計画的な視点に立って財政調整基金を最大限に活用したことに伴うものである。予算執行においては、全庁を挙げて財源確保に取り組むとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるよう努めた。結果として、実質収支比率については、引き続き、望ましいとされる3~5%の数値で推移している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)

分析欄

一般会計、特別会計、公営企業会計いずれの会計も黒字となった。標準財政規模に占める連結実質収支額(黒字)の割合は12.05%で、前年度と比較して0.10ポイント上昇した。これは、一般会計などの実質収支額が減少したものの、水道事業会計や介護保険事業会計などの実質収支額が増加したためである。

実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

元利償還金等のうち元利償還金は、土木債や衛生債の償還額の減少などにより13百万円の減となった。公営企業債の元利償還金に対する繰入金は、下水道事業会計の元利償還金が増加したことなどにより1百万円の増となった。組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等については、福生病院組合や西多摩衛生組合の元利償還金が増加したことから8百万円の増となった。債務負担行為に基づく支出額については、土地開発公社保有土地の買戻しにかかる事業費の増加により2百万円の増となった。算入公債費等は、都市計画事業費の増加により、都市計画事業に係る公債費の償還に充当できる都市計画税が減少したことなどにより78百万円の減となった。結果、実質公債費比率の分子は前年度と比べて76百万円の増となった。

将来負担比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

将来負担額のうち一般会計等に係る地方債の現在高については、地方債の新規借入れにより14百万円の増となった。債務負担行為に基づく支出予定額については、土地開発公社保有土地の買戻しにかかる債務負担行為の設定により93百万円の増となった。公営企業債等繰入見込額については、下水道事業会計の元利償還金に充てるための繰入見込額が増加したことなどにより13百万円の増となった。組合等負担等見込額については、一部事務組合の地方債の償還が進んだことにより59百万円の減となった。充当可能財源等は、基金の取り崩しによる充当可能基金の減少や算入対象地方債現在高の減少により基準財政需要額算入見込額が減少したことなどから1,442百万円の減となった。結果、将来負担比率の分子は、前年度に引き続きマイナスとなった。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

債務償還可能年数は総務省で算出式を精査中であり、平成29年度より公表する

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率については、地方債残高の増加や債務負担行為に基づく支出予定額の増加などにより将来負担額が増加したものの、充当可能財源等を控除した分子がマイナスとなったことから、前年度に引き続きなしとなった。実質公債費比率については、元利償還金等から控除される算入公債費等が減少したことなどから、前年度と比較して比率の分子が増加し、単年度では前年度比0.8ポイント増の2.3%、3ヵ年平均では前年度比0.5ポイント増の1.5%となった。今後、都市基盤整備のための市債の発行に伴う公債費の増加が見込まれることから、これらの比率を注視して財政運営に取り組んでいく。

施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

財務書類に関する情報①(2016年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

平成28年度末時点で、一般会計等ベースで82,879百万円、全体ベースで90,723百万円の資産を形成し、そのうち負債である12,932百万円(一般)、16,557百万円(全体)については、将来の世代が負担していくことになる。資産のうち有形固定資産について、行政目的別の資産残高では、生活インフラ分と教育分が大きく、全体の残高に対する構成比について、一般会計等ベースでは、生活インフラ40.5%、教育35.2%となっている。生活インフラ分は、道路や公園に係る資産、羽村駅西口土地区画整理事業に係る資産などで、教育分は、小・中学校や社会教育施設等の資産である。また、全体ベースでは、水道事業分の固定資産が全て生活インフラに分類されることから、生活インフラが45.0%を構成している。平成28年度期首との比較では、一般会計等、全体いずれにおいても固定資産は増加(一般657百万円、全体532百万円)している。これは、過去に取得した固定資産の減価償却費よりも、小中学校等の改修や道路・橋梁等の整備の実施などに伴う新規の固定資産取得額が多かったことによるものである。一方、流動資産は、財政調整基金の取り崩し等による減少により、いずれの会計ベースでも減少(一般1,148百万円、全体1,011百万円)している。負債のうち固定負債について、一般会計等ベースでは増加(66百万円)している。これは、新たなリース資産の取得に伴う負債の増などによるものである。一方、全体ベースでは固定負債は減少(246百万円)しているが、水道事業の企業債償還が進んだことが主な要因である。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

平成28年度の経常費用は、一般会計等ベースで20,912百万円、全体ベースで30,775百万円となった。行政サービスの利用に対する対価である使用料・手数料などの経常収益は、それぞれ984百万円(一般)、2,085百万円(全体)となっている。一般会計等と比べて全体の金額が大きいのは、水道事業の給水収益等によるものである。経常費用から経常収益を差し引いた純経常行政コストは、それぞれ19,929百万円(一般)、28,691百万円(全体)となり、この不足部分については、市税や国・都補助金などの収入(財源)で賄っている。経常行政コストにおける性質別の構成比のうち、最も高い割合は、一般会計等ベースでは、社会保障給付32.2%、全体ベースでは、補助金等44.1%となっている。一般会計等ベースでは、私立保育園委託料、生活保護費などの社会保障給付の割合が大きく、全体ベースでは、特別会計(国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険事業会計)の支出の多くが補助金等であることから、補助金等の割合が大きくなっている。なお、全体ベースでは、一般会計とそれ以外の特別会計等との相互の繰出金(繰入金)を相殺消去することから、繰出金の割合が一般会計等ベースと比べて低くなっている。(一般11.6%、全体1.3%)

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

平成28年度においては、純資産が一般会計等ベースで598百万円減少し、全体ベースで223百万円減少しています。その結果、年度末純資産残高は、それぞれ69,948百万円(一般)、74,167百万円(全体)となっている。純資産が減少しているのは、市税や地方消費税交付金の大幅な減収等によるものである。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

平成28年度において、資金が一般会計等ベースでは161百万円、全体ベースでは31百万円減少している。いずれの会計ベースにおいても、業務活動収支がプラスとなったものの、投資活動収支及び財務活動収支のマイナスにより、総収支でマイナスとなった。その結果、本年度末資金残高は、それぞれ605百万円(一般)、1,460百万円(全体)となっている。

財務書類に関する情報②(2016年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

平成28年度末の資産について市民1人当たりに換算すると、一般会計等ベースでは147.4万円、全体ベースでは161.3万円となっている。有形固定資産減価償却率について、一般会計等ベースでは58.1%となった。なお、当市の財政白書で公表している同比率については、物品(美術品等を除く。)を含めていて、一般会計等ベースでは57.9%、全体ベースでは58.3%となっている。一般会計等、全体いずれも50%を上回り、償却資産の老朽化が進んでいることがわかる。行政目的別では、産業振興分野(76.7%)の建物や消防分野(73.8%)の工作物の償却が特に進んでいる。また、生活インフラ(60.3%)や教育分野(55.9%)の償却も進んでいて、簿価の規模が大きいため、中長期視点で、今後の施設更新等の公共施設マネジメントに取組んでいK。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

資産合計に対する負債・純資産の割合は、一般会計等ベースでは、それぞれ15.6%、84.4%、全体ベースでは、それぞれ18.2%、81.8%となっていて、将来世代の負担である負債が比較的小さいことが分かる。一般会計等と比べて全体の負債の割合が大きいのは、水道事業の企業債等分の影響によるものである。特例地方債の残高を除いた将来世代負担比率について、一般会計等ベースでは6.6%となり、類似団体平均を下回った。社会資本等形成に係る将来世代の負担すべき割合が比較的低いことが分かる。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

平成28年度の純行政コストについて市民1人当たりに換算すると、それぞれ35.4万円(一般)、51.0万円(全体)となっている。経常行政コストにおける性質別の内訳では、人件費は、それぞれ5.8万円(一般)、6.3万円(全体)、物件費等は、それぞれ9.4万円(一般)、10.7万円(全体)、移転費用は、それぞれ21.6万円(一般)、36.9万円(全体)となっている。今後も、より効率的な行政サービスの提供に取り組んでいく。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

平成28年度末の負債について市民1人当たりに換算すると、一般会計等ベースでは23.0万円に、全体ベースでは29.4万円となっている。一般会計等ベースについて、類似団体平均値と比較して大きく下回る結果となっている。基礎的財政収支については、一般会計等ベースで898百万円のマイナスとなった。業務活動収支(支払利息支出を除く)のプラスが小さく、投資活動収支(基金積立金支出及び基金取崩収入を除く)のマイナスが大きかったことによるものである。今後、行財政改革を強力に推し進め、業務活動収支の改善に取り組んでいく。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

平成28年度の受益者負担比率は、一般会計等ベースで4.7%、全体ベースで6.8%となった。類似団体平均値についても、一般会計等ベースで4.7%と同率となっている。今後も、使用料等審議会における審議・検討等を通じて、使用料・手数料の適正化に努めていく。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,