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千葉県流山市:末端給水事業の経営状況(2022年度)

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収録データの年度

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経営比較分析表(2022年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

光熱費高騰の影響を受けた原水及び浄水費の増加により、①経常収支比率は減少したが、令和3年度に引き続き100%を上回っている。累積欠損金なく②累積欠損金比率は0%を維持。健全な経営が行われているといえる。一般会計への納付金5億円の支出等に伴う約3億円の流動資産の減少により③流動比率は低下したが、類似団体平均値を上回り、300%を超える比率を維持しており、短期的支払能力に懸念はない。計画的な償還による企業債残高の減少により、④企業債残高対給水収益比率は低下しており、長期的にも安定した経営が行われているといえる。⑤料金回収率は令和3年度に引き続き100%を上回っており、給水に係る費用は給水収益でまかなえていることがわかる。⑦施設利用率は前年度同様の水準を維持。類似団体平均を上回っており、適正な施設規模であるといえる。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は類似団体平均値に比し低い水準で、比較的新しい施設を有しているといえる。②管路経年化率は前年度に比べて大きく増加しているものの、類似団体平均値を下回る水準で推移しており、老朽化の程度は低いといえる。③管路更新率は、類似団体平均値をやや下回る水準となった。「流山市水道ビジョン」に掲げる管路更新率2%の目標に届いておらず、着実に管路更新を行っていく必要がある。

全体総括

マンション開発が落ち着くとともに給水申込納付金等による収入は前年比で減少に転じたものの、収支の状況は堅調に推移している。企業債残高を減少させながらも手持ち資金は潤沢で、支払能力を十分に有していることなどからも経営状況は健全であるといえる。つくばエクスプレス沿線の区画整理事業等に伴う新設整備に労力を割いていることから、既存管路の更新率がやや低い状況にあり、令和4年度は全国平均及び類似団体平均より低い水準となった。今後も人口増加に見合った必要な投資を行い、管路新設とのバランスをとりながら、既存管路の更新を着実に進めていく。

出典: 経営比較分析表,

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