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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について①経常収支比率令和4年度は、100%を上回るとともに、類似団体平均値も若干上回りましたその主たる要因は、経常収益において大規模な共同住宅開発等による加入金収入の増加と考えています。しかしながら、今後については、水道施設の老朽化・耐震化への更新に備えて財源確保が必要となるため、経費削減や給水収益の増加に向けた経営改善を図ります。②累積欠損金累積欠損金は生じていませんが、給水収益の減少や施設の老朽化・耐震化への更新で費用の増加が見込まれるため、注意しています。③流動比率令和5年1月分、2月分の水道料金、下水道使用料の減免を実施したことにより、流動負債内の下水道使用料の預かり金が減少した影響で、前年度から36.69ポイント増加していますが、類似団体平均は大きく下回っているため、補助金や起債等を有効活用して現金預金の確保を目指します。④企業債残高対給水収益比率類似団体平均値を大きく下回り、債務残高が低く抑えられているものの、水道施設の耐震化等の計画により新たな借入が発生するため、今後も計画的な企業債管理を行います。⑤料金回収率令和4年度は、水道料金の減免を行ったため、料金回収率が著しく減少していますが、例年、類似団体平均値より低く、100%を下回っている状態が続いています。給水に係る費用が料金収入だけで賄えていないため、経費削減や給水収益の増加に向けた経営改善を図ります。⑥給水原価安定して類似団体平均値より低い状態が続いているものの、供給単価を上回っており、逆ざや(供給損)の状態が続いているため、企業債の利用や施設整備等のダウンサイジング等により、費用縮減に努め、収支バランスを考慮した経営を目指します。⑦施設利用率令和2年度に一日最大給水量(一日配水能力)を上方修正したことにより、数値が低い状態が続いているため、施設整備等のダウンサイジングを図りながら、施設更新を計画的に行っていきます。⑧有収率類似団体平均値より高い水準で推移していますが、前年度比では0.95ポイント減少しております。浄水場から出た水量に対して、メーターを通った水量が少なく、収益に結び付いていないため、施設、設備の更新を進めながら有収率100%に近づけるよう努めます。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について①有形固定資産減価償却率増加傾向で推移している状態です。水道事業基本計画で定めた耐震化及び更新事業計画や、投資財政計画に基づき、適切に施設の更新を行いながら、水道事業を運営していきます。②管路経年化率③管路更新率類似団体平均値に比べて管路経年化率は、大きく上回っている一方で、管路更新率は、年度により差はあるものの、下回る状態が続いており、特に令和4年度は、工事の繰越があったため、前年度から大きく減少していることから、更新に係る費用と収益等のバランスを考慮しながら計画的な施設の更新と財源の確保に努めます。 |
全体総括本市水道事業は、大規模な共同住宅開発等による加入金収入の増加によって利益が発生しているものの、料金回収率が100%を下回る逆ざや状態であることに加えて、経年化率が高い一方で、管路更新率が低いため、今後、施設の老朽化・耐震化への更新により多額の資金確保が必要となることから、早急な経営改善の必要があります。そのため、平成30年度に策定した水道事業経営戦略(令和6年度から新たな計画に切り替え)をもとに、経費削減や給水収益の増加に向けた経営改善を図ります。 |
出典:
経営比較分析表
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