事業・施設概要
| 都道府県 | 群馬県 | 経営主体 | 榛東村 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A7 | 行政区域内人口 | 14,607人 |
| 現在給水人口 | 14,592人 | 給水区域面積 | 1,700ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、類似団体を上回る水準で推移しているが、年度によるばらつきがある。ばらつきの原因は、施設の更新や修繕に係る費用(施設の修繕費、量水器の交換費用、漏水の修理費等)の発生によるものである。③流動比率は、類似団体を下回っているが、指標は100%を超えており、増加傾向にあることから当面は問題ない。類似団体より低い理由は、前受金を大きく計上しているためで、その内容は受託工事の収益によるものである。④企業債残高対給水収益比率が低い水準にあるのは、起債に頼らず設備投資を行ったためである。しかしながら、今後の施設の更新需要を考えると長期的には上昇が予想される。⑤料金回収率は、類似団体を上回る水準で推移しているが、経費の削減により費用を抑えているためである。⑥給水原価は、類似団体より低い水準で推移しているが、経費の削減により費用を抑えているためである。⑦施設利用率は、昨年度から上昇したが、その理由は漏水による配水量の増加によるものである。⑧有収率は、類似団体より低い水準にある。原因は、水道料金に計上されない漏水等の不明水によるものである。不明水特定のため、漏水調査等の実施を検討する必要がある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、28年度から類似団体を上回り、年々上昇している。施設が老朽化する一方で、施設更新が進んでいない状況であるため、計画的な更新を検討する必要がある。②管路経年化率は0%となっているが、耐用年数の経過を把握できていない管が多くあり、その整理が必要である。また、耐用年数に差し迫った管路もあり、計画的な管路更新を計画する必要がある。③管路更新率は低く推移し、漏水も頻発している。現在、漏水が多発する管から順番に布設替えを実施しているが、管路更新が追い付いていない状況である。今後、計画的な更新を検討する必要がある。管路更新率(%)訂正(H280.61、H290.38、H300.29)
全体総括
現在、経常収支比率や料金回収率は、類似団体を上回っており、収益面において大きな問題はない。しかしながら、収益の中心を占める給水収益は、人口減少等により中長期的には減少することが予想される。ストックの面においては、既設施設の老朽化が進行する一方で、管路更新が低い水準にとどまっているため、将来的に大規模な施設更新が必要となる。人口減少等による収入減少と施設の老朽化に伴う施設更新費の増加という二方面の展開が今後の中長期的な趨勢であり、その両面を踏まえた経営に取り組む必要性が増している。事業の性質から固定費が大きな比率を占める費用構造となっているため、適正な施設規模の把握と料金体系の検討が経営判断において重要な位置付けとなってくる。今後、料金改定や施設縮小等を検討しながら、持続的かつ安定的な水道水の供給を目指したい。
経営状況
収支構造
総額2.9億円
総額2.6億円