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宮城県気仙沼市:簡易水道事業の経営状況(2022年度)

🏠気仙沼市

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収録データの年度

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経営比較分析表(2022年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

令和2年度から地方公営企業法の適用により公営企業会計へ移行した。①令和3年11月請求分からの水道料金改定により料金収入が増加したものの、人口減少などに伴い使用水量は減少しており、料金収入だけでは経営が成り立たないため,一般会計からの繰入を行っている状況にあり、経常収支は赤字となっている,②累積欠損金比率は,全国平均・類似団体平均よりも高い水準にあり,経営の改善に努める必要がある。③流動比率は100%を下回っており,主に企業債の償還によるものである。企業債残高については,老朽管路の更新事業として企業債の借入を行っていることから増加傾向となっている。将来的な負担増にならないように,一般会計からの繰入金と企業債借入のバランスを踏まえた効率的な投資を行い,有収率の向上と経営改善を図る。④企業債残高対給水収益比率は類似団体の平均値を上回っており,建設改良事業の財源として企業債以外の補助金の財源確保に努める。⑤料金回収率は100%を下回っているものの,料金改定により改善傾向であり,類似団体平均からは上回っている。⑥給水原価は給水に要する費用に対して有収水量が減少傾向であることから高い水準にある。⑦施設利用率は類似団体を上回っているものの今後の人口動態を注視し適切な施設管理を行う。⑧有収率は類似団体と比べて低い水準にある。管路の老朽化による漏水が著しく,管路の布設替等を行い有収率の向上に努める。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は類似団体平均より低い状況にあるが,経年化率が高い水準となっているため引き続き計画的な更新を行う。②布設から40年以上経過している管路を中心に更新を行っているが,依然として老朽管が多いため,管路経年化率は高い水準にある。③管路更新率については、4年度の事業を繰越したことにより数値は出ていない。前年度までの数値は類似団体よりも高い水準にあり。今後も計画的に更新を行う。

全体総括

管路更新及び漏水調査を並行して実施しているが,老朽管からの漏水が多く有収率は未だ低い水準となっている。漏水の多い老朽管の更新を計画的に行うことで,有収率の向上と安定供給に努める。また,人口減少により水需要や料金収入の減少が見込まれる。経営状況のより的確な把握に努めるとともに,経営戦略に則り,効率的な運営及び施設の更新を行い,費用削減や将来的な上水道への統合を視野に入れながら,経営の健全化を図る。

出典: 経営比較分析表,

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