岩手県矢巾町:農業集落排水の経営状況(2023年度)
岩手県矢巾町が所管する下水道事業「農業集落排水」について、2023年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2023年度)
経営の健全性・効率性について
①経常損益の割合を示す指標である経常収支比率は106.35%と前年度と同等の値となっており、今後も一般会計負担金により、同水準で推移することが見込まれる。②内部留保資金で補てんすることが出来ず、複数年にわたって累積した欠損金の営業収益に対する比率である累積欠損比率は101.54%と前年度と比較し若干改善した。しかし、本来は0%が望ましい指標であることから、共同化等抜本的な改革を通じて経営の健全化を図っていく必要がある。③支払能力を示す流動比率は△229.38%とこちらも平成26年度から10年連続マイナス値となっている。公共下水道事業と同一会計としていることによって支払いができている状況であるため、資本費平準化債等を活用し少しでも現金預金が確保できるよう努める。④⑧水洗化率は年々向上しているが、企業債を財源とする工事を行ってきたことや、一部の処理区を公共下水道事業に移管するなど事業規模そのものが縮小傾向にあることから、企業債残高対事業規模比率は3,595.87%と類似団体平均を大幅に上回り、事業規模に対して企業債が過大なものとなっている。⑤⑥使用料で回収すべき経費を使用料収入でどの程度賄えているかを表している経費回収率69.03%と昨年度から減少している。有収水量1㎥あたりの汚水処理費を表す汚水処理原価は類似団体より低い状況であるものの今後も指標の改善に努める。以上の結果から、経営は健全とはいえず、今後もますます厳しいものになると考えられる。
老朽化の状況について
現在の経営状況では、管渠の更新や施設の災害対策などの避けられない投資であっても捻出することが難しく、経営戦略や最適整備構想の見直しなどを通じて、共同化等の抜本的な改革を検討する必要がある。詳細については全体総括に記載。
全体総括
経常収支比率は100%を超えているものの、累積欠損金が生じているなどきわめて厳しい経営状況である。農業集落排水使用者の減少は今後加速していくものと考えられ、大幅な増収策を講ずることが難しい。近年管渠に対する新規投資はほとんど行っていないため、企業債の償還は漸減することが見込まれているものの、当面の間企業債の償還金が高額に推移し、将来的にはこれまで取得した資産の更新が経営を圧迫することが見込まれる。これらを抜本的に改革するため、令和2年度には矢次地区を、同4年度には下赤林地区を公共下水道事業へ接続し、処理場の更新費用を削減した。今後も公共下水道事業への接続を進めるとともに、令和7年度の経営戦略の見直しやウォーターPPP導入可否等を総合的に検討しつつ、持続可能な農業集落排水事業を再構築していく必要がある。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
農業集落排水の2023年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の矢巾町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。