事業・施設概要
| 都道府県 | 岩手県 | 経営主体 | 岩手町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A8 | 行政区域内人口 | 11,402人 |
| 現在給水人口 | 8,642人 | 給水区域面積 | 3,884ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、令和4年度から料金改定を実施したことで黒字化し、100%以上を維持しています。ただし、使用水量の減少から想定した増収より少ない収益の伸びとなっています。減価償却費及び支払利息が減少したことから収支比率は前年より増えています。物価高騰等の影響から動力費や薬品費など費用が増となっており経営は厳しい状況となっています。②累積欠損金比率は令和5年度の黒字により累積欠損金は解消しています。③流動比率は、建設財源を企業債に依存しているため、償還に係る債務支払高が大きく、平均に比べ低い比率となっています。④企業債残高対給水収益比率は、平均より高く、債務返済の負担が大きいことを示しています。⑤料金回収率は料金改定により改善しましたが、依然100%未満であり、不足を繰入金で賄っており、物価高騰の影響もあり繰入額が増加しています。⑥給水原価は、当町では高低差が多い地形のためポンプ施設が多く、また川水を利用しているなどの理由により平均よりコスト高となっています。⑦施設利用率は全国平均より低い水準にあります。今後更に給水需要の減小が見込まれるため、適正規模の検証、アセットマネジメントに基づく施設更新計画により効率化に努めます。⑧有収率は、近年低下傾向にあり、老朽管が増加していることから漏水量が増え、有収率が低下しています。漏水調査の継続と修繕を行い有収率の向上に努めます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、資産全体がどれだけ古くなっているかで、更新の必要性を表しています。当町は59.53%となっており平均より老朽化が進んでいる状況です。②管路経年化率は、耐用年数を超えた管路の割合で、管路の老朽化の度合いを示しています。耐用年数を超えた管路については、年々増加してきており、アセットマネジメントや耐震化の計画に基づきながら老朽管更新を進めます。③管路更新率は、その年度に更新した管路の延長割合で、管路の更新ペースや更新状況を把握することができます。老朽管更新を年々行っておりますが、近年は、財政事情の厳しさから更新事業費の規模が縮小傾向にあります。
全体総括
当町は地形及びその他の要因等により費用がかさみ、また企業債(債務)の負担が大きいことから経営状態が厳しく、資金も徐々に減少している状況です。また施設等の老朽化は、今後は大幅な更新が必要となることが見込まれます。現在の人口減少社会において、今後、料金収入の減少により経営状況が厳しくなるなか、更新費用も確保しなければならないことから、経営の効率化のため適切な更新計画の策定・実行が必要となります。令和4年度から料金改定を実施しており、黒字化と欠損金の解消にはなりましたが、増収幅が想定より少ない状況であり、依然厳しい状況が続きます。今後においても、中長期での収支均衡を維持し、施設の安定稼働のため、料金改定の実施や経費節減に努め、資金確保に向けた取り組みを進めていきます。
経営状況
収支構造
総額2.7億円
総額2.4億円