事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 湧別町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 7,854人 | 現在処理区域内人口 | 5,012人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 4,601人 | 現在処理区域面積 | 298ha |
| 晴天時現在処理能力 | 2,260m³/日 | 下水管布設延長 | 59km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率102.92%と、事業収入が事業経費を上回っており、収支は黒字で安定しています。また、累積欠損金比率0%であることから、財務の健全性が高い状態を維持しています。自己資本構成比率86.69%と比較的高い水準であり、安定した財務基盤を確保しています。ただし、企業債残高対事業規模比率917.91%と非常に高い数値が示されており、負債依存度が極めて高いことが課題となります。今後、企業債の返済計画と財源の確保を見据えた慎重な財務運営が求められます。流動比率11.19%と短期的な資金繰り能力は著しく低い状況です。現在の財務状況では、急な支出や突発的な出費への対応が困難であるため、流動性の改善を目的とした資金管理も必要です。有収率89.94%と経費回収率90.31%は比較的高い状況にあるため、コストに対する収益性は良好と言えるかと思います。普及率63.81%および水洗化率91.80%という数値から、一定の利用者が確保されているものの、処理区域内人口5,012人をもとに地域内での普及拡大や加入促進を図る余地があると考えられます。施設利用率53.81%は供給能力の約半分程度しか活用されていない状況で、需要予測を踏まえた効率的な施設運用が必要です。
老朽化の状況について
管渠老朽化率0%および管渠改善率0%と記録されていることから、現時点では設備に老朽化の問題は発生していない状況です。ただし、有形固定資産減価償却率が45.51%であることから、設備の耐用年数の進捗が一定程度進行しているため、計画的な維持管理が今後必要となります。老朽化の遅延を防ぐために、設備更新の中期的な計画策定を進めることも必要となります。初年度で問題が顕在化していないものの、老朽化による修繕費の急増やサービス供給の障害を未然に防ぐための事前対応が重要です。
全体総括
公営企業化初年度として、財務的な健全性は一定の基準を満たしているものの、流動比率11.19%や企業債残高対給水収益比率917.91%といった財務指標の高さから、短期的な資金繰りや長期的な財政負担への対策が必要です。利用者の普及率が63.81%であり地域内人口の取り込み余地があることから、加入促進を通じた収益基盤の拡大が課題となります。施設利用率53.81%も低いことから、施設の利用効率を向上させる施策が求められます。現時点でで老朽化に伴う問題は見られませんが、減価償却率45.51%という点から設備の維持更新計画の策定が今後求められます。
経営状況
収支構造
総額2.6億円
総額2.5億円