北海道稚内市:稚内病院の経営状況(2022年度)
北海道稚内市が所管する病院事業「稚内病院」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2022年度)
地域において担っている役割
宗谷医療圏は本市、猿払村、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、礼文町、利尻町、利尻富士町、幌延町の1市8町1村で構成され、その総面積は京都府に匹敵する広範囲な医療圏域となっている。当院は圏域において唯一の産婦人科、精神神経科、眼科を有するセンター病院として二次医療を担っているが、「一次医療機関」が不足している当圏域において、その機能をも担っており、多数の患者を受け入れている状況にある。当圏域での輪番制が廃止されて以降、24時間365日の救急医療に取り組み、圏域住民の生命と健康を守る重要な使命を果たしている病院である。
経営の健全性・効率性について
当院の経営については、新型コロナウイルス感染症の重点医療機関として指定を受けており、患者受入体制の整備及び、空床確保に伴い、入院・外来患者数ともに前年度に比べ減少しましたが、診療単価の上昇により医業収益は増収した。一方、医業費用は物価高騰等の影響を受け、医業費用が大幅に増加したことで、医業収支は前年度比べ悪化しましたが、今年度も感染症病床確保に伴う補助金収入により、経常収支は黒字となった。経営改善の取組みとして、収益確保対策では診療報酬制度改定等を踏まえた各種加算等の取得や、返戻・査定減の縮減を図っている。また、費用抑制対策ではベンチマークシステムを活用し、価格交渉力の強化と採用材料の適正化に向けた取組みを行っており、委託業務については業務の特性や経済性の観点から継続的に点検、見直しを行っている。今後の経営強化プランの中で、健全経営に向けた目標数値の設定をしていく。
老朽化の状況について
当院の施設は、本館棟が完成から39年が経過し、精神科棟は経年劣化から平成28年度に耐震補強工事、平成28年度から平成29年度の2年間にかけ改修工事を実施している。今後も、医師確保の観点から、診療に必要となる医療機器を過大な投資とならない範囲で適宜更新していくとともに、老朽化した施設の改良工事を計画的に行うものである。
全体総括
当院が担っている役割を本市以外の自治体若しくは民間医療機関が担うことは想定できないことから、現に有している医療機能を堅持していく必要がある。そのためには医師派遣元である大学並びに関係医療機関との連携を一層緊密にし、医師をはじめとする、医療スタッフの確保・育成によるチーム医療の充実を図ることが重要であると認識している。医師をはじめとするスタッフが充足されることで、現在は外来のみの診療科も入院患者の受入が可能となり、住民が安心して医療を受けられる体制が整備されるとともに、医師派遣に係る費用が減少し、経営の改善がなされ、安定した経営基盤の維持に繋がっていくものと考えている。しかし、現状、かかりつけ医である一次医療機関が少なく、本来の役割である二次医療が損なわれており、今後は、医師確保だけでなく、行政機関との協同を図りかかりつけ医(開業医)の誘致等のさらなる推進、超高齢社会の医療ニーズの把握に努めるとともに、関係機関との連携・強化等に努めていく必要がある。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
稚内病院の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の稚内市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。