日南市:特定地域生活排水処理

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収録データの年度

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経営比較分析表(2017年度)

20132014201520162017201820192020202160%70%80%90%100%110%120%130%140%収益的収支比率
20132014201520162017201820192020202172.5%73%73.5%74%74.5%75%75.5%76%経費回収率
201320142015201620172018201920202021-0円0.2円0.4円0.6円0.8円1円1.2円1.4円1.6円1.8円2円2.2円2.4円2.6円汚水処理原価
2013201420152016201720182019202020210%2%4%6%8%10%12%14%16%18%施設利用率
201320142015201620172018201920202021-10%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%110%水洗化率

経営の健全性・効率性について

経営の健全性について、①収益的収支比率に関し、平成28年度が100%をわずかに下回った理由は、料金収入の決算月を3月から2月に変更したことから、料金収入の期間が11ケ月となり、減収となったことが要因である。よって、29年度の料金収入の決算は、29年3月から30年2月までの12ケ月間に戻ったことから、①の比率は事業開始年度と同水準まで回復し、概ね健全といえる。しかし、収入の多くは、一般会計からの繰入金に依存している状況にある。⑤経費回収率は、100%に達していない状況である。この理由は、料金設定の内容が浄化槽の点検、清掃、法定検査及びブロワの修理に係る実務的経費としていることにある。よって、更なる改善を行い、経営の効率化が必要である。⑥汚水処理原価は、平均値と同等まで低くなっており良好である。⑦施設利用率及び⑧水洗化率について、当該事業は、市民からの申請により浄化槽を設置するものであり、経営の効率性に直接影響するものではないといえる。

老朽化の状況について

本事業は事業開始後5年であり、老朽化に関する課題は現在のところ発生していない。しかし、浄化槽に付属するブロワ(電気製品・空気ポンプ)は、消耗品であり、耐用年数が8~15年とされていることから、今後検討が必要である。

全体総括

本事業の維持管理は、現在、施設使用料のみで運営しており、5年毎に使用料を改定することとしている。しかし、建設費を含めて黒字経営をするには、一般会計からの繰り入れが必至である。このようなことから、平成32年度までに経営戦略を策定し、更なる経営効率化を検討する必要がある。