経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率が50%を割り込んできており、地方債償還金が大きな負担となっていることが分かる。④企業債残高対事業規模比率がかなり高く、ここでも地方債償還金が大きな負担となっていることが分かる。⑤経費回収率が20%前後であり、一般会計からの繰入に依存していることが分かる。⑥汚水処理原価も全国水準に比べてかなり高い。⑧水洗化率は、本町が早くから集合処理施設に整備に取り掛かっていたため、比較的高い。
老朽化の状況について
管路更新は実施していない。施設の更新もまだ実施していない。
全体総括
地方債償還金が大きな負担となっており、経費回収率も低く、汚水処理原価も高くなっていることから、先ずは適正な使用料収入の確保が必要と思われる。それには、料金の見直しの検討と、農集排の処理区を公共下水道に統合して経費の合理化を図る計画である。