収益等の状況について
・①収益的収支比率は、黒字であれば100%以上となる指標です。類似団体と比べて高い水準で推移しておりましたが、R1は平均値が上昇したことにより類似団体より低くなっています。・②③他会計補助金は発生しておりません。・④売上高GOP比率は、施設の営業に関する収益性を表す指標です。類似施設と比べて非常に高い数値を維持しており、今後も維持管理コストの低減及び利用促進を図り、当該水準の維持をはかってまいります。・⑤EBITDAとは、営業収益と同様、その経年の推移を見て企業の収益が継続して成長しているかどうかを判断するための指標です。類似施設と比べて非常に高い数値を維持しております。・H26~H28は大阪市の修繕費等の経費支出が含まれておりません。
資産等の状況について
・⑦新大阪駅南駐車場の敷地は道路区域内にあり、当該駐車場は道路占用許可を受け、運営を行っております。そのため、敷地の地価については、計上しておりません。・⑧設備投資見込額は、今後10年間で見込む建設改良費・修繕費等の金額です。新大阪駅南駐車場は地上平面の駐車場であり、維持管理コストに大きな費用を要せず、収益が当該コストを上回っている状況です。(設備投資見込額はR2.8.19現在のものです)・⑩企業債の残高はありません。
利用の状況について
・⑪稼動率は、収容台数に対する一日当たり平均駐車台数の割合をいいます。類似施設と比較し、低い水準となっておりますが、新大阪駅南駐車場の利用目的の大半が新幹線利用のため、長時間利用車両が多いことが要因です。
全体総括
・各種利用促進策を実施し、収益増に向けた効率的な駐車場運営を行っています。・新大阪駅南駐車場については上記のとおり長時間利用車両が多いため、稼働率については、類似施設と比較し、低い水準となっています。適切な料金体系について検討を行い、短時間利用の増加を図ってまいります。・新大阪駅南駐車場は、大阪市駐車基本計画を基に市内の路上駐車違反防止のため本市が管理運営を行っており、今後も同目的達成のため、本市が管理を継続していく方針です。・なお、同駐車場の収支差額金は、道路公社解散の際に起債した第三セクター等改革推進債の償還財源となっております。